2010年5月28日10時14分

【新刊】 「赤十字」とは何か―人道と政治(小池政行)

“赤十字”―日本でのイメージは“病院”くらいだろうか。“赤十字”は実は、要請があれば世界中どこにでもかけつけ、どこの国家にも属さない“中立”な立場で戦争や自然災害による飢餓、医療アクセス不能、家族の離散、都市機能の崩壊・・・などからの救援活動をおこなう“人道”救援団体である。その創始者アンリ・デュナンのように、困難な状況にある人々を敵味方なく救うという意識―“人道”意識を育むことで、日本人の国際感覚を問い直す。(購入する)



著者:小池政行
価格:税込2,625円
出版社:藤原書店
発売日:2010年4月26日
ページ:247ページ



【著者紹介】

小池政行(こいけ・まさゆき):1951年生まれ。現在、日本赤十字看護大学教授。専攻、国際人道法。77年外務省入省、主にフィンランド、北欧を担当(〜94年)。