2010年3月1日19時09分

ヨルダン国王、カンタベリー大主教にイスラエルへの懸念示す

 【CJC=東京】ヨルダンのアブドラ国王は2月17日、カンタベリー大主教に、イスラエルが東エルサレムから、イスラム教徒とキリスト者を退去させようとしている、と警告した。



 国王はまた、パレスチナ自治政府の領域内にあるユダヤ教以外の聖地を保護するために動く、と語った。ヨルダンは、1967年のいわゆる「6日戦争」でヨルダン川西岸地区がイスラエルに占領される前に、イスラム教以外の聖地を閉鎖している。



 アブドラ国王はさらに、西側の教会は、中東の和平努力支持に重要な役割を果たせる、と語った。ヨルダン渓谷のイエスが洗礼を受けたとされる場所の一部が聖公会のために提供された。