2010年1月13日09時30分

【新刊】 新約聖書のギリシア語(ウィリアム・バークレー)

本書は、著者バークレーがその豊かな学殖を惜しみなく用いて、一般の信徒のために聖書の言葉を説き明かしたものである。しかしこれは単なる言葉の解説ではない。わたしたちを満ちあふれる喜びと感謝へと導いてくれる信仰の饗宴である。ギリシア、ローマ、オリエントの広大な世界と歴史、文化を背景として語りかけられる時に、聖書の言葉に秘められている真理がさらに圧倒的な力をもって追ってくることをバークレーは見事に示している。わたしたちは本書によって、聖書の一語一語の重要性を知らされるとともに、聖書の全体的な姿にも新たな気づきを得るであろう。(購入する)



著者:ウィリアム・バークレー
訳者: 滝沢陽一
価格:税込3,780円
出版社:日本キリスト教団出版局
発売日:2009年12月15日
ページ:336ページ



【著者紹介】

ウィリアム・バークレー:1907年スコットランド生まれ。25年から32年までグラスゴー大学で学ぶ。33年から46年までレンフリューのトリニティ教会の牧師をつとめる。47年からグラスゴー大学の新約聖書学およびコイネーギリシア語の講師になり、64年神学および聖書批評学教授となる。66年秋から同大学の新学部長に就任。78年死去。20世紀英国の代表的学者のひとりであり、その著書は80冊を越える。広範囲にわたる驚くべき学殖を持ち、信徒のための平易な書物を書き、放送でも敬愛され、また青少年に深い関心をいだいていた学者である。

【訳者紹介】

滝沢陽一:1923年長野生まれ。東京大学文学部英文科卒。海軍予備学生、海軍少尉。青山学院中学部教諭。日本基督教団教師検定試験合格、准允。南メソジスト大学神学部留学。日本基督教団神奈川、(銀座)、下谷(按手礼)、神奈川、鎌倉教会を経て、相模原南教会。現在、日本基督教団隠退教師。東京神学大学教授(英語)、東洋英和女学院短大教授、鶴見大学英文科教授、同名誉教授。



【著書紹介】

▽ 「慰めの祈り―病むときに」(税込1,680円、日本キリスト教団出版局)

▽ 「バークレー信仰のことば辞典」(税込2,415円、日本キリスト教団出版局)