2026年7月24日19時23分

「今主をあがめ」作曲の世界的ワーシップリーダー、ステージ4のがんで死去

「今主をあがめ」作曲の世界的ワーシップリーダー、ステージ4のがんで死去
ブライアン・ドーケルセン氏(写真:ビンヤード・ワーシップのフェイスブックより)

カナダ出身のシンガーソングライターで世界的なワーシップリーダーとして知られたブライアン・ドーケルセン氏が21日、がんのため、ブリティッシュコロンビア州アボッツフォードの自宅で死去した。60歳だった。

代表曲の「Come, Now Is The Time To Worship(今主をあがめ)」や「Refiner’s Fire(聖めの炎)」などは日本語に訳され、日本でも定番のワーシップソングとして親しまれた。

2月ごろから原因不明の不調が続き、7月に入って入院。ステージ4のがんと診断されて間もなく容体が悪化した。

ドーケルセン氏のフェイスブックに投稿された発表(英語)によると、21日朝に「彼を最も愛した人たちに囲まれて、眠りの中で安らかに」息を引き取った。家族は「最期の時まで、ブライアンは周りの人たちを愛し、その人がその人であることを励まし続け、彼を助けようと最善を尽くした医療関係者に計り知れない感謝を伝えていました」と記し、「私たち皆が彼のようでありますように。自由に愛し、優しくあり、最も困難な時のただ中にあっても感謝する者に」とつづった。

ドーケルセン氏が所属したビンヤード教会の礼拝音楽部門「ビンヤード・ワーシップ」は声明(英語)で、「ブライアンはビンヤード・ワーシップの父たちの一人でした」と述べ、「彼の歌は、来るべき世代にわたって人々を神の臨在へと導き続けるでしょう」とたたえた。

ドーケルセン氏は1965年、アボッツフォード生まれ。メノナイト・ブレザレン教会で育ったが、20代前半に、「聖霊の第三の波」と呼ばれる流れの中で生まれたビンヤード教会に加わり、80年代後半から90年代前半にかけて、ワーシップ担当牧師を務めた。同教会が生み出した数々のワーシップソングの中心的な作り手として活動し、2006年には超教派の教会「ザ・ブリッジ」を共同で開拓。14年からは、カナダのプレーリー聖書学院で礼拝芸術部門を率いた。

03年には、米国のゴスペル音楽協会(GMA)が主催するドーブ賞で、特別賞であるインターナショナル賞を受賞。GMAカナダが主催するカベナント賞でも数々の受賞歴があり、07年には6部門で受賞、14年には生涯功労賞を贈られた。また、08年にはアルバム「Holy God」で、カナダのグラミー賞に相当するジュノー賞でも受賞している。

妻のジョイスさんとの間には、成人した娘4人と息子2人がいる。ドーケルセン氏の医療費を募っていたクラウドファンディングのページ(英語)によると、子ども6人はいずれも、知的障害や自閉症の原因となる遺伝性疾患である脆弱(ぜいじゃく)X症候群で、うち2人は常時介護を必要としているという。