日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)は23日、椙山(すぎやま)女学園大学教授の柳澤理子(さとこ)氏が新会長に就任したとホームページで発表した。前会長の畑野研太郎氏の退任に伴うもの。畑野氏は2015年から11年にわたって会長を務めた。
柳澤氏は、千葉大学看護学部卒業、東京大学大学院医学系研究科博士課程(国際地域保健学専攻)修了。国内で看護師、保健師として勤務した後、1989年から95年まで、JOCSのワーカー(保健医療従事者)としてカンボジアで活動。母子保健や結核対策などに携わった。
帰国後は、長野県小布施町在宅介護支援センター勤務を経て、三重県立看護大学、信州大学医学部保健学科などで教え、3月まで愛知県立大学看護学部教授。4月から椙山女学園大学看護学部教授を務めている。JOCSでは、理事や委員会のメンバーを務めてきた。
JOCSは、アジアなど海外の保健医療の向上を目指し、キリスト教の精神に基づいて1960年に創立された。61年に最初のワーカーをインドネシアへ送って以来、医師や看護師ら約70人を各国に派遣してきた。現在は医師2人、看護師1人の計3人を海外に派遣している。ワーカー派遣事業のほか、開発途上国の保健医療従事者を支える奨学金事業、現地団体との協働プロジェクト、災害救援・復興支援、国際保健の担い手の育成などにも取り組んでいる。