2026年5月16日22時58分

英国国教会、コロナ後の継続的な教勢回復を歓迎 礼拝出席者数が5年連続で増加

英国国教会、コロナ後の継続的な教勢回復を歓迎 礼拝出席者数が5年連続で増加
ロンドン中心部にある英国国教会のウェストミンスター聖マタイ教会で礼拝をささげる人々(写真:ウェストミンスター聖マタイ教会教区牧師・同教会会議)

英国国教会の礼拝出席者数が5年連続で増加したことが、13日に発表された教勢に関する統計の速報値(英語)で明らかになった。

2025年に英国国教会の教会全体で、定期的に礼拝に出席した信者の数は推定102万3千人で、24年に比べ1・4%増加した。新型コロナウイルスのパンデミック前である19年の111万人には届かなかったものの、回復傾向が続いている。

日曜日の平均礼拝出席者数、1週間当たりの平均礼拝出席者数も、いずれも5年連続の増加となった。これは、現在の統計を取り始めて以来初めてのことだという。

これらは、英国国教会の年次報告書「宣教統計」の速報値で、完全版の報告書は今年秋に公表される予定。

カンタベリー大主教サラ・ムラリーは、発表を受け次のように述べた。

「私たちの教会で、神が働いておられる様子を目にすることは、非常に心強いことです。日曜日や1週間当たりの礼拝出席者が増えていること、またアドベントやクリスマス、イースターの時期に、より多くの人々が礼拝に訪れていることは、多忙で断絶した現代社会において、生きる意味や人との絆を求める切実な思いを表しています」

「毎週、全国のあらゆる教区で人々を温かく迎え入れてくださっている教役者、信徒、そしてボランティアの皆さんに感謝します」

昨年はクリスマスイブとクリスマスの礼拝出席者数も好調で、前年比5・5%増の196万人だった。また、アドベント期間中の礼拝出席者数は同2%増の480万人を記録。イースターの礼拝出席者数は、同7・8%増の103万人に達した。

1週間当たりの平均礼拝出席者数は、前年比0・7%増の推定70万7千人。パンデミック前の19年は85万4千人で、依然としてこれを下回っているが、パンデミックから立ち直り始めた21年と比較すると、15・5%の増加となっている。

日曜日の平均礼拝出席者数は59万人で、前年比1・6%増。しかし、19年の69万人には届かなかった。

英国国教会のビジョン戦略担当ディレクターであるデビー・クリントン氏は、次のように述べた。

「これらの数字の一つ一つが、キリストに対する個々の信仰の歩みを表しています。そして、初めて訪れる多くの人々を含め、地元の教会に集まって礼拝する人々がますます増えていることを示す、新たな一年を歓迎したいと思います。農村部の村々から工業化後の町々に至るまで、全国の教区において、教会は地域社会に手を差し伸べ、イエス・キリストの福音を分かち合っています。この2025年の統計は、彼らのもてなしの精神と忠実さの証しなのです」