2026年4月29日17時22分

ワールドミッションレポート(4月29日):カナダ 隣人となった170万人のイスラム教徒のために祈ろう

執筆者 : 石野博

ワールドミッションレポート(4月29日):カナダ 隣人となった170万人のイスラム教徒のために祈ろう
カナダ最大の都市トロント(写真:Dillan Payne / CC BY-SA 4.0)

広大な国土と多様な文化を持つ移民国家がカナダだ。現在、この国には170万人を超えるイスラム教徒が暮らしている。中東や北アフリカ、南アジアなど、もともとキリスト教の宣教師が足を踏み入れることが困難だった国々から、彼らは仕事や教育、あるいは難民として、安全を求めてこの地にやって来た。

移民問題は、世界中で文化摩擦の種となっているが、一部のカナダの教会は、この人口動態の変化を「社会的な課題」としてではなく、「神から与えられた宣教の機会」として捉え直している。これらの教会は、単なる宗教的な改宗の願いだけでなく、隣人への深い愛と共感を求めて、移民のイスラム教徒たちのために祈っている。

「故郷を離れ、新しい国で孤独や不安を感じている彼らが、教会の犠牲的な愛によって包まれますように」「彼らを縛り付けている恐怖の鎖が解かれ、天の父の完全な愛に出会うことができますように」「カナダにやって来た全てのイスラム教徒が、印刷物、オンライン、あるいはクリスチャンとの個人的な関わりを通して、少なくとも3回ははっきりと福音に触れる機会が与えられますように」

かつては海の向こうの遠い存在だった「未伝道部族」が、今や職場の同僚、学校のクラスメート、そして隣近所の住人となっている。カナダのキリスト者たちは、彼らを恐れたり避けたりするのではなく、イエスの愛をもって食卓に招き、生活を助け、そして真理の御言葉を分かち合っているのだ。

聖書は言う。

また、キリストは来て、遠くにいたあなたがたに平和を、また近くにいた人々にも平和を、福音として伝えられました。(エペソ2:17)

もともと、空間的に遠くにいた人々が近くに来た。そして今度は、福音によって霊的に近い者とされ、2つのものが1つの御霊によって、父なる神のもとに近づくことができるのだ。

カナダのために祈ろう。隣人として共に生きる170万人以上のイスラム教徒の心に、イエス・キリストの真理の光が差し込むように。カナダの教会が、彼らに対して神の無条件の愛と「天の父」のぬくもりを示す真の家族となれるように。そして、自由の国カナダでキリストに出会った元イスラム教徒たちが、今度は自分たちの母国やコミュニティーに対して力強い福音の使者として遣わされていくよう、祈っていただきたい。

■ カナダの宗教人口
プロテスタント 13・1%
カトリック 40・2%
無宗教 34・6%
イスラム教 4・9%
ヒンズー教 2・3%

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石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。