2026年4月14日21時41分

最も高性能なAIは? 米スタンフォード大学が年次報告書「AIインデックス」発表

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※ 写真はイメージです。(写真:Photon photo)

米スタンフォード大学「人間中心の人工知能(AI)研究所」(HAI)は13日、年次報告書「AIインデックスレポート」を発表した。

報告書の主なポイント(英語)によると、2026年3月時点で最も性能が高いAIは、米国のトップモデルであるアンソロピック社の「claude-opus-4-6」(スコア1503)。これに対して、中国のトップモデルはバイトダンス社の「dola-seed-2.0-preview」(同1464)。その差はわずか2・7%で、「米中間のAIモデル性能の差は事実上解消された」としている。

HAIはまた、「米国は依然としてトップレベルのAIモデルと影響力の大きい特許を多く生み出している一方、中国は論文発表数、引用数、特許取得数、産業用ロボットの設置数でリードしている」と指摘。この他、韓国はイノベーション密度の高さで際立っており、一人当たりのAI特許取得数で世界をリードしているとまとめている。

最先端AIモデルの性能分布は、この1年でさらに密集するようになった。23年初頭には、米オープンAI社のトップモデル(同1322)が、米グーグル社のトップモデル(同1117)を大きく上回っていた。

しかし、グーグル社やアンソロピック社などがより強力なモデルをリリースしたことで、この差は24年にかけて着実に縮まっていった。25年2月には、中国のディープシーク社が一時的に米国のトップモデルに並び、それを上回る成績を収めた。

26年3月時点における各社のAIトップモデルの性能ランキングは、次のようになっている。

  1. アンソロピック社(米国) 1503
  2. xAI社(米国) 1495
  3. グーグル社(米国) 1494
  4. オープンAI社(米国) 1481
  5. アリババ社(中国) 1449
  6. ディープシーク社(中国) 1424
  7. ミストラルAI社(フランス) 1416
  8. メタ社(米国) 1335

報告書はこの他、AIに関するさまざまな情報をまとめている。AIのデータセンターは、米国が5427カ所と最も多く、これは他のどの国よりも10倍以上多い。次に多いのはドイツ(529カ所)で、その後に英国(523カ所)、中国(449カ所)が続き、日本(222カ所)は10位と、9位のロシア(251カ所)よりも少ない。

一方、AI関連特許の引用シェア(10〜24年)は、日本は米国(51・91%)、中国(29・81%)に次ぐ3位(6・86%)。特許取得数では中国や米国に大きく劣るが、引用の影響力は相対的に高い評価を受けていることになる。