
東京都内や近県の諸教会・団体が協力して開催する「第63回首都圏イースターのつどい」が12日、ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会(東京都新宿区)で開かれ、約270人が参加した。日本バプテスト連盟蓮根(はすね)バプテスト教会の高木康俊牧師がメッセージを語り、「わたしはよみがえりです。いのちです」(ヨハネ11:25〜27)とのイエスの言葉を本文に、「あなたの人生は、必ずよみがえる」と訴えた。
首都圏イースターのつどいは、80余りの教会・団体が協力する歴史ある伝道集会で、毎年イースターに近いこの時期に開催されている。今年は、救世軍ジャパン・スタッフ・バンド(JSB)による演奏や、会場の淀橋教会インマヌエル聖歌隊による賛美に加え、日本基督教団赤坂教会所属の「ベッセル・ゴスペル・クワイア」が名曲「トータル・プレイズ」などの力強い賛美を披露し、会場を盛り上げた。
クワイアを指揮したゴスペルディレクターの蔵本順さんは、新型コロナウイルスの感染拡大の真っただ中にあった2020年4月に自身が作曲したゴスペルソング「主にある希望を」の演奏を前に、その曲に込めた思いを語った。
当時、音楽活動は制限を余儀なくされた。先行きの見えない不安に追い打ちをかけるように、「あなたがやっているのは人殺しの音楽」と言われたことさえあったという。そんな中、蔵本さんは「私の主であるキリスト・イエスを知っていることのすばらしさのゆえに、私はすべてを損と思っています」(ピリピ3:8〜11)というパウロの言葉から、曲を書いていった。
「主と共にある希望や、主と共にある喜びは、誰も奪うことができないのです。なぜなら、主はいつも私たちと共におられ、私たちが良いときも悪いときも、私たちの全てを愛し、私たちには到底理解できないようなご計画の中で、私たちを日々歩ませてくださるからです」
蔵本さんはそう会衆に語りかけ、「私たちの人生は、良いときも悪いときも必ずあります。でも、私たちは主にあって喜びましょう」と呼びかけた。
高木牧師は、高校1年で父親の死を体験してから死への恐れを抱いていたという。小学生の頃からの吃音(きつおん)にも苦しみ、その恐れや苦しみからの解放を求めてキリスト信仰に導かれ、高校3年の時に洗礼を受けた。
それから50年以上たつ今も、洗礼の時に見た水面の輝きを決して忘れられないという。吃音も、献身生活の中で奇跡的に癒やされた。
「私たちの行いは、何も関係ない」。高木牧師は会衆にそう語りかけ、「あなたがどんな罪人であっても、真っ暗闇の人生であっても、神様はあなたを愛し、よみがえりの人生を与えてくださる」と力を込めた。
さらに、病院での医療伝道に長年携わってきた経験から、「人は生きてきたように召されていく」と話し、「(聖書の)御言葉を通して、今も生きておられるイエス様を自分の身に覚えるときを大切にしてほしい。それが全て」と強調した。
その上で、「あなたがもし、このイエス・キリストが今も生きておられるということを全身全霊で信じて生きるなら、あなたのクリスチャンライフはよみがえる。日本の教会は、日本のクリスチャンはよみがえる」と訴えた。最後は、まだクリスチャンでない人々に向かって、「このキリストを信じるなら、あなたの人生は、必ずよみがえる。どんな真っ黒な心であっても、真っ白にされる」と信仰の決心を勧めた。