
受刑者支援を行う米キリスト教刑務所伝道団体「ゴッド・ビハインド・バーズ」(英語)と米連邦刑務所局の協力で、受刑中の母親たち20人余りがイースター(復活祭)の週末を子どもたちと共に過ごした。
ゴッド・ビハインド・バーズは4日、ウェストバージニア州のオールダーソン連邦刑務所に収容されている母親たち23人が、イースターの週末に子どもたちと再会する様子を記録した動画(英語)を公開した。囚人服から鮮やかなドレスに着替え、ヘアメイクを施された母親たちは、イースターエッグハントや工作、イースターバニーとの対面など、子どもたちと一緒にさまざまな催し物を楽しんだ。
ある母親は「ここに収容されてから、あの子に会うのは今回が初めてです」と語った。別の母親は「5年ぶりにわが子に会えるのです」と続けた。「正直に言って、これは今までの人生でしてもらったことの中で、最も素晴らしいことの一つです」と話す母親もいた。
動画では、再会を心待ちにして準備をする母親たちの様子、また、母親たちが子どもたちと感動の再会を果たし、抱きしめ合う姿が伝えられている。
子どもたちが、鉄格子を挟んで受刑中の母親と面会する機会は通常でもある。しかし、このイースターの週末のひとときは「格別なものだった」と、ゴッド・ビハインド・バーズは動画の説明に記している。
「子どもたちは、受刑中の母親と単に会ったのではなく、美しいドレスをまとい、本来の輝きと尊厳を取り戻した母親と会ったのです」
その上で、「これこそが更生のあるべき姿なのです」とつづっている。
連邦刑務所局は3日、フェイスブックにこのイベントに関するコメント(英語)を、当日の写真を添えて投稿した。
「面会を通じて家族とのつながりを維持している受刑者は、再犯率が最大で26パーセント低くなります。だからこそ、オールダーソン連邦刑務所で行われたこのような再会イベントは、更生だけでなく公共の安全にとっても極めて価値があるのです。この取り組みにおけるパートナーシップに対し、ゴッド・ビハインド・バーズに感謝します」
ゴッド・ビハインド・バーズは、他の伝道団体と協力しつつ、受刑者やその家族にイエス・キリストを伝え、地元の教会とつなげることで、彼らの人生を変える活動を行っている。
受刑者の家族再会イベントは定期的に開催しているが、フェイスブックに投稿した動画(英語)では「このようなことは連邦刑務所の歴史上、一度もありませんでした」と述べており、今回のイベントが通常よりも大掛かりなものであったことを示唆している。
ゴッド・ビハインド・バーズが主催する再会イベントにはこの他、クリスマスに合わせたものや、家族でディナーを共にするものなどがある。こうしたイベントを通じて子どもたちは、「殺風景な面会室ではない環境」で、受刑中の親と一緒にゲームをしたり、プレゼントを受け取ったり、工作をしたり、食卓を囲んで温かい食事を楽しんだりすることができる。