2026年4月3日10時09分

残り1秒まで諦めない人生 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

小学2年の時、担任の先生が体育の授業で次のような話をしてくれました。

「ある時、バスケットボールの試合が行われた。試合は20対20の引き分けで、残り1秒の時に、一人の選手がロングシュートを放った直後に試合終了のホイッスルが鳴った。ボールはゴールに入ったが、試合の結果はどうなったか分かりますか」

全員が黙って聞いていました。

「シュートを放ったチームが勝ったんですよ。みんなも、最後まで諦めないで頑張りましょう!」

それからというもの、そのことで頭がいっぱいになって、何とか幻の残り1秒シュートを放ちたいと思いました。

次の体育の授業でのこと。バスケットボールの試合は10対10で終盤を迎えますが、なかなかお互いに点を入れられませんでした。

先生は、「残り30秒」「残り20秒」「残り10秒」と、カウントダウンのかけ声を上げます。私は、最後の1秒で、シュートを放ちました。

ボールが宙を飛んでいる間に、終わりのホイッスルが鳴りました。そのボールは、見事ゴールに入りました。

大変な大騒ぎになり、私は「ヒーロー」になりました。心に思い描いた通りに、残り1秒シュートが決まったのです。うれしかったことを今でも忘れられません。

私は「何があっても諦めてはいけない!」という担任の先生に教えてもらった教訓をしっかりと心に受け止めました。とても良い経験でした。

伝道の働きを続けることは、時に忍耐が必要です。特に、思った通りに進まないときこそ、忍耐が必要です。

忍耐とは、ただ黙って耐え忍ぶことではありません。耐え忍びながらも、神と共に、前に進んでいくこと。これが、聖書の言う忍耐の意味です。

本物の忍耐とは、重たい荷物を背負い続け、前にも進めず、後ろにも戻れずに、耐えられないでつぶれてしまっても、諦めないことです。人は、そこまで忍耐してこそ、キリストと出会えるのです。

自分では耐えられない重荷に、つぶれてしまう。その時こそ、神に出会えるのです。そこまでいくためには、①聖書を読み、神の御心、神の願い、神の夢を知ることです。②それを自分の心とし、願いとし、夢とすることです。③そして、それを諦めないでやり続けることです。

しばらくしたら、悲鳴を上げるか、つぶれてしまうでしょう。つぶれるはずですよ。「汝(なんじ)の敵を愛せ!」ですから。どだい無理な話です。それができるなら、イエス様(救い主)は要りません。

神に出会う以外に、道はないのです。神と出会ったならば、神と共に諦めない人に変わります。私は、最後の1人が福音を聞いてくれるまで、伝道を続けていきたいと思います。神は、私たちを導かれる方です。神に祈り、神に聞きましょう。

もし、神の御心でないならば、潔く手放す勇気が大切です。しかし、神の御心ならば、死んでも諦めない人にさせていただきたいです。

共に、「神様、諦めない人にさせてください」と祈っていきましょう。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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