
米国で近く上映される歴史映画「グレート・アウェイクニング(大覚醒)」の予告編が23日、公開された。
本作は、18世紀米国のリバイバル(信仰復興)運動を担った伝道者ジョージ・ホウィットフィールドと、米国建国の父と呼ばれる政治家ベンジャミン・フランクリンの関係を軸に、米国の独立戦争までの時代を描いた長編作。米国が7月に建国250周年を迎えるのを前に、4月3日に全米の劇場で公開される。
主人公は、1700年代前半に起こったリバイバル運動「第1次大覚醒」の主要な担い手となったホウィットフィールドと、印刷業で成功を収め、政治家、作家としても活躍し、後に米国建国の父の一人として数えられることになるフランクリンの2人。
公開された予告編では、政治的に分裂し、霊的にも不安定な植民地時代の米国が描写されている。ホウィットフィールドの野外説教が大群衆を引き付ける一方で、慎重な姿勢のフランクリンは、懐疑心をもってそのリバイバル運動を見守る姿が映し出されている。
本作は、神学的な相違があるにもかかわらず、議論と互いに対する尊敬、そして協力によって育まれた2人の関係を掘り下げる。ホウィットフィールドの説教集を出版し、印刷や宣伝を通してその働きを支援したフランクリンは、批判者であると同時に協力者としても描かれている。
映画を製作した米キリスト教エンターテイメント会社「サイト・アンド・サウンド・シアターズ」の社長兼最高クリエイティブ責任者(CCO)であるジョシュア・エンク氏は、声明で次のように述べた。
「米国建国250周年を迎えるに当たり、友情、信仰、そして勇気を描いたこの感動的な物語を皆様と分かち合えることを光栄に思います。一国の魂は、単に法律によってのみ形作られるのではなく、そこに住む人々の信念によって形作られるものであるということを、時にかなった形で思い起こさせてくれる作品です」
独立戦争以前の米国を舞台とする本作は、「第1次大覚醒」として知られるリバイバル運動を、18世紀の植民地時代の米国における広範な政治的緊張の中に位置付けている。1730年代から40年代にかけてのホウィットフィールドによる巡回説教は、米国全土で何千人もの人々を引き付けた。これが、バラバラだった各植民地間に共通の宗教的アイデンティティーをもたらす要因になったことは、多くの歴史家が認めている。
映画の製作陣は、本作を、不安定な植民地時代における、ホウィットフィールドとフランクリンの「ありそうにない友情を描いた真実の物語」だとしている。劇中では、ホウィットフィールドの説教が教派や地域の境界を越えて聴衆を一つにする助けとなった様子を描く一方で、フランクリンとの関わりを通じて、信仰、出版文化、そして当時台頭しつつあった政治思想の相互作用も浮き彫りにする。
■ 映画「グレート・アウェイクイング」の予告編(英語)
■ 映画「グレート・アウェイクイング」の公式サイト(英語)