
加藤喜之著『福音派─終末論に引き裂かれるアメリカ社会』(中央公論新社 / 中公新書、2025年9月)
加藤喜之氏(立教大学文学部キリスト教学科教授)の『福音派─終末論に引き裂かれるアメリカ社会』(中公新書)が、「新書大賞2026」で3位に選ばれた。
『福音派』は、ドナルド・トランプ大統領の支持基盤などとして近年注目を集める米国の福音派と、その背景にある終末論に着目し、第2次世界大戦後の米国の軌跡を描き出す書。
新聞や雑誌など多くのメディアで取り上げられており、朝日新聞社が運営する書籍紹介サイト「好書好日」では、2月初めに「売れてる本」として紹介されている。昨年9月の刊行だが、同サイトによると、既に8刷6万6千部の売り上げを記録している。
新書大賞は中央公論新社が2008年に創設した賞で、今回で第19回。毎年千点以上が刊行される新書の中から、有識者、書店員、各社新書編集長、記者など、新書に造詣が深い約100人が投票で年間ベストを決定する。
新書大賞2026は、24年12月〜25年11月刊行の新書を対象に103人が投票。大賞(1位)には、臨床心理士の東畑開人氏による『カウンセリングとは何か─変化するということ』(講談社現代新書)が選ばれた。
この他、2位には、鶴見太郎氏(東京大学総合文化研究科准教授)の『ユダヤ人─古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』(中公新書)が選ばれた。鶴見氏は『シオニズム─イスラエルと現代世界』(岩波新書)でも18位に選ばれている。