2026年1月26日14時26分

ロバート・カンビル氏死去、聖書協会世界連盟総裁など歴任 日本ケズィックでも講演

ロバート・カンビル氏死去、聖書協会世界連盟総裁など歴任 日本ケズィックでも講演
第52回日本ケズィック・コンベンションで講演するロバート・カンビル氏=2013年

聖書協会世界連盟(UBS)総裁などを歴任したインドの伝道者、ロバート・カンビル氏が17日、同国北東部メガラヤ州シロンの病院で死去した。86歳だった。

エキュメニカルな運動に携わる一方、米福音派の伝道者であるビリー・グラハム氏(1918〜2018)とも親交が深く、ビリー・グラハム伝道協会(BGEA)の副伝道者として、インドのみならず世界各国で福音を伝えた。日本でも、日本ケズィック・コンベンションの講師として度々来日し講演を行った。

クリスチャン・デイリー・インターナショナル(英語)によると、クリスマス休暇中だった昨年12月26日に心臓発作を起こし、集中治療を受けていたという。

カンビル氏は80歳を超えても、伝道者として精力的に活動を行っていた。昨年5月には、BGEAがドイツで開催した欧州伝道会議で講演。同11月には、インド北東部ナガランド州コヒマで行われたBGEAの伝道集会で、メッセージを伝えるなどしていた。

1939年、インド北東部アッサム州テズプル生まれ。上流階級の家庭に生まれたが、裸足で伝道をしていた無名の伝道者の説教を聞いて回心。イエス・キリストに人生をささげる決心をした。

インドに渡った初の英国人宣教師であるウィリアム・ケアリー(1761〜1834)が設立したセランポール大学(ベンガル州)で神学の学士号と修士号を取得。66年牧師按手(あんしゅ)。現地の神学校や教会で奉仕し、インド教会協議会(NCCI)の青年担当幹事を4年務めた。また、世界教会協議会(WCC)の青年プログラムにも携わった。

72年にコヒマで開催されたBGEAの伝道集会でコーディネーターを務めたことをきっかけに、グラハム氏と親交を深め、78年に副伝道者としてBGEAの働きに加わった。以来50年近くにわたって伝道者として活動し、母国インドを含めアジア、アフリカ、欧州の28カ国で500万人以上に福音を伝えてきた。

94年からは6年間、インド聖書協会会長を務めた。また、2010年にはアジア出身者で初めてUBS総裁に選出され、2期12年務めて23年には名誉総裁となった。

グラハム氏の息子で、BGEA総裁のフランクリン・グラハム氏は、「彼(カンビル氏)は私が知る限り、最も謙虚で敬虔な人物の一人でした。彼の不在は本当に惜しまれます。彼は私にとっても、チームにとっても大きな励みでした」と述べ、その死を惜しんだ。