2026年1月19日22時36分

刑務所伝道プログラム「受刑者の旅」修了生が100万人突破 プリズン・フェローシップ

刑務所/聖書
※ 写真はイメージです。(写真:Kovtun Dmitriy / Shutterstock)

国際的な刑務所伝道団体のネットワーク「プリズン・フェローシップ・インターナショナル」(PFI)は12日、刑務所内で行う伝道プログラム「プリズナーズ・ジャーニー(受刑者の旅)」の修了生が100万人を超えたと発表した。

プリズナーズ・ジャーニーは、新約聖書のマルコによる福音書を中心とした8週間にわたるプログラム。2014年にスタートし、世界中の約900の刑務所で実施されている。これまでに受刑者200万人以上に対し、イエス・キリストの生涯とその教えを伝えてきた。

8週間のプログラムを修了した受刑者には母語の聖書が贈られ、発表(英語)によると、これまでに計101万621人が受け取った。また、修了者の約7割が、伝道や弟子訓練に関する別のプログラムに進んでいるという。

PFIの会長兼最高責任者(CEO)であるアンドリュー・コーリー氏は、この節目は単なる統計上の数字ではなく、イエスに出会った一人一人を表すものだと話す。

「私たちは100万人の修了生を祝っていますが、これは単なる統計上の数字ではありません。これは、地球上で最も困難な場所でイエス・キリストに出会った100万人の男女を表しています」

プリズナーズ・ジャーニーは、刑務所内で少人数のグループで行われ、参加者は毎週集まり、イエスの生涯と教えを学ぶ。プログラムを終えると、通常は修了式も行われる。

このプログラムの効果は、独立した研究によって検証されている。米ベイラー大学の研究によると、プリズナーズ・ジャーニーに参加することで、宗教的関与の増加や人生の意義に対する認識の強化、否定的な感情や攻撃性の減少などが見られるという。

PFIによると、プリズナーズ・ジャーニーを修了した受刑者は、家族との面会が87パーセント増加した一方、暴力行為は49パーセント減少し、毎日祈る割合が6倍に増加したという。

このプログラムは、複数のキリスト教団体と提携して実施されている。クリスチャニティー・エクスプロード・ミニストリーズは、カリキュラムの開発と研修に協力している。また、バイブル・リーグ・インターナショナルや米国聖書協会(ABS)、東欧ミッションなどは、受刑者に複数の言語で聖書を提供している。

PFIは、世界には1200万人以上の受刑者がおり、その多くがイエスの愛と贖(あがな)いのメッセージをまだ聞いていないとして、活動をさらに広げていきたいとしている。

PFIは1979年に設立された。現在、世界120カ国・地域以上で、5万人を超える現地ボランティアが運営する独立した各地の刑務所伝道団体を通じて活動している。