
米国カトリック司教協議会(USCCB)会長のポール・コークリー大司教は12日、米国のドナルド・トランプ大統領、J・D・バンス副大統領、マルコ・ルビオ国務長官と面会した。
14日には自身のフェイスブック(英語)に、ホワイトハウスの大統領執務室でトランプ氏と握手を交わす写真と笑顔で並ぶ写真の2枚を投稿。「この面会は、自己紹介の場として、また互いの懸念事項に関してさらなる対話を進めるための始まりとして役立ちました。この対話は、うまくいけば前進するでしょう。この機会に感謝し、生産的な対話が継続する可能性を歓迎します」と述べた。
コークリー大司教によると、面会には各氏の妻らも同席した。
これに先立ち、USCCBは13日、コークリー大司教がトランプ氏らと面会したことをフェイスブック(英語)で発表。コークリー大司教の投稿と同様、互いの懸念事項やさらなる対話が必要な領域について話し合ったとした。
USCCBの広報担当者であるチズコ・ノグチ氏は、米宗教専門のRNS通信や米ナショナル・カトリック・レポーター紙の取材に応えているが、フェイスブックに投稿された内容以上の詳細については一切明かしていない。
RNS通信(英語)によると、米国のカトリック教会のトップであるUSCCBの会長が、米国の大統領と面会するのは約9年ぶり。
最後に会ったのは当時会長だったダニエル・ディナルド枢機卿で、第1次トランプ政権下の2017年5月、トランプ氏が宗教の自由に関する大統領令に署名するイベントを開いた際だった。前会長のティモシー・ブログリオ大司教と、その前任のホセ・ゴメス大司教は在任中、トランプ氏やジョー・バイデン前大統領との面会を模索したが、いずれも実現しなかったという。
コークリー大司教は昨年11月に開かれた秋季総会で会長に選出された。一方、この総会では、トランプ政権が移民の取り締まりを強化する中、「無差別な大量強制送還」に反対し、移民への連帯を表明する「特別メッセージ」(英語)を、賛成216票、反対5票、棄権3票で採択。名指しすることはしなかったものの、トランプ政権の移民政策に対して明確なノーを突き付けていた。
一方、ジェンダー政策については、トランプ政権とUSCCBはいずれも保守的な立場で、足並みがそろう分野となっている。
ナショナル・カトリック・レポーター紙(英語)によると、ホワイトハウスのキャロライン・リービット報道官は12日、記者団に対し、トランプ氏とコークリー大司教の面会に関する資料の公開を検討すると述べた。しかし、14日時点で資料はまだ公開されていない。