御使いたちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは……急いで行って、マリヤとヨセフと、飼葉おけに寝ておられるみどりごとを捜し当てた。それを見たとき、羊飼いたちは、この幼子について告げられたことを知らせた。それを聞いた人たちはみな、羊飼いの話したことに驚いた。しかしマリヤは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。(ルカの福音書2章15~20節)
クリスマスです。優しい心で、イエス様に愛を頂いて、周りの皆にクリスチャンとしての祝福を伝えながら前進してまいりましょう!
今日の聖書箇所は、ユダヤのベツレヘムの郊外の野原で夜、羊飼いたちが羊の番をしていたとき、突然まばゆい光が彼らを照らし、天使が現れて彼らに喜びのメッセージを伝え、天の軍勢が現れて、神を賛美する大合唱が響いた場面です。
今日は、その後の特に15~20節の部分を分かち合います。天の軍勢が彼らを離れて帰って行った後、彼らはベツレヘムに行き、みどりごを探し当て、この幼子について告げられたことを知らせたのです。
羊飼いたちは、天の軍勢に驚いただけで終わりにするのでなく、実際に出かけて行き、その事実を確認しました。マリヤは、告げられたことを受け止めて思い巡らします。それぞれが、自分のこととして受け止めたのです。私たちも救い主イエス・キリストを実体験しましょう!
1. 主キリストの誕生を確かめに出かける羊飼いたち!
聖書の物語は、自分で確かめるようにと教えているのです。今の時代は、インターネットであらゆる事柄を知ることはできますが、実体験はしません。知識は、体験してこそ本物になります。救い主イエス様の誕生の物語も、聞いて終わりでよいのではなく、体験してこそ本物なのです。
羊飼いたちは自ら確かめに行くことができたのです。私たちのクリスマスも聖書の話で終わらせず、自分の体験としましょう!
2. 飼い葉おけに寝ておられる主キリスト!
ITやAIの急激な発展で、フェイクニュースも見分けが付きませんし、詐欺も横行しています。それらは、見かけはよくてもうそで中身がありません。でも、救い主キリストの誕生に関しては、確かに御使いが語った通りの救い主がそこにいたのです。
神が人となられ、罪を贖(あがな)い、神と共に歩む人生を与える救い主が、本当に事実としてそこにいました。私たちの心の中の飼い葉おけにもイエス様がお生まれくださったからこそ、私たちはクリスチャンになることができたのです。そのことを感謝しましょう!
3. マリヤの抱く深い思慮!
マリヤは、聖霊により子どもを身ごもると御使いに告げられたとき、戸惑いながらも受け止めました。救い主イエスの誕生に際し、羊飼いたちから御使いのお告げを聞いて、さらにまた深い思いを抱いたのです。
自分が産んだ子どもが、幸せになるためではなく、人々の罪のために死んで救い主になる、十字架と復活までの物語が続くであろうことを彼女に予感させ、それを深く思い巡らしていたのです。
私たちは、クリスマスに救い主イエスの誕生を喜びながらも、厳粛な思いを忘れないように。「イエスがお生まれになったのは、私の救いのために死ぬためだった」ということを深く思い巡らし、喜びと共に深い感謝とイエスに対する思いを強く持ちたいと思います。
4. 羊飼いたちによる賛美!
羊飼いたちは、自分たちのこととして喜びをもって賛美したのです。今日、私たちも、イエス様の誕生を自分のこととして喜び、賛美しようではありませんか。イエス様の現れにより、自分の力で迷いながら歩む人生から、神に導かれて歩むことができる人生へと完全に変えられたことを感謝しましょう!
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