2025年12月18日13時11分

聖心女子大学と鹿児島純心女子中学・高校が協定締結 共にカトリック系

聖心女子大学と鹿児島純心女子中学・高校が協定締結 共にカトリック系
協定書を手にする聖心女子大学の土田宏成副学長(左)と鹿児島純心女子中学・高校の久松久美子校長(右)

聖心女子大学(東京都渋谷区)と鹿児島純心女子中学・高校(鹿児島市)は4日、教育連携に関する協定を締結した。

共にカトリック系の学校で、これまで行ってきた相互の交流・連携をさらに深めるとともに、今後は協定に基づき、教育・研究・社会貢献や学習支援などの分野で連携するほか、教育などに関する情報交換・交流を図っていく。

聖心女子大学は11月、同じくカトリック系の聖パウロ学園高校(東京都八王子市)とも同様の内容で教育連携に関する協定を締結している。

一方、鹿児島純心女子中学・高校は2月、創設者の津田梅子がクリスチャンで、キリスト教主義を掲げる津田塾大学(同小平市)と、高大連携に関する協定を締結している。

聖心女子大学は、フランス発祥のカトリック女子修道会「聖心会」が設立母体で、1948年に日本で最初の新制女子大学の一つとして開学。現代教養学部に計8学科を設置し、2025年度の学部在学生数は約2300人。

鹿児島純心女子中学・高校は、カナダに本部を置くカトリック女子修道会「聖名修道会」が1933年に聖名高等女学校として設立した。その後、第2次世界大戦の開戦に伴い、カナダ人シスターらが帰国を余儀なくされたことから、長崎に本部を置くカトリック女子修道会「純心聖母会」が継承し、現在に至る。運営する鹿児島純心女子学園は、幼稚園と女子短大、大学も設置・運営している。