2025年11月26日15時31分

青山学院と山梨英和学院が協定締結、授業連携など視野に

青山学院と山梨英和学院が協定締結、授業連携など視野に
左から、青山学院大学の稲積宏誠学長、青山学院の山本与志春院長、山梨英和学院の大木正人院長、江口英雄理事長=24日、山梨英和中学・高校(甲府市)で

学校法人青山学院(東京都渋谷区)と学校法人山梨英和学院(甲府市)は24日、教育提携に関する協定を締結した。共にメソジスト系の学校法人で、協定は共通のミッションであるキリスト教教育の一層の充実と発展、中等教育と高等教育の連携強化を図ることを目的としている。

教育提携の主な内容は、青山学院大学と山梨英和中学・高校の授業連携、各学校の園児・児童・生徒・学生の交流、教職員の交流・研修などを検討しており、具体的な内容は今後協議する。「キリスト教教育の永続性を大切にしながら、時代の変化に応答する柔軟で創造的な学びの場を共に築いていく」ことを目指すとしている。

山梨英和中学・高校のグリンバンクチャペルで同日、礼拝形式の調印式が行われ、青山学院の山本与志春院長、青山学院大学の稲積宏誠学長、山梨英和学院の江口英雄理事長、大木正人院長、山梨英和中学・高校の森島泰則校長らが出席した。調印式後には、山梨英和中学・高校マンドリン部の生徒らによる演奏も披露された。

青山学院は、米国のメソジスト監督教会から派遣された宣教師が創設した3つの学校を現流とする。昨年創立150周年を迎え、幼稚園から大学院までの各学校を設置している。

山梨英和学院は、カナダ・メソジスト教会の女性宣教師団と地元のキリスト教青年実業家有志らが協力して、1889年に設立された。130年を超える歴史があり、複数の認定こども園と中学校から大学院までの各学校を設置している。