2025年9月15日21時19分

主につながり、人々を主につなげよう 万代栄嗣

コラムニスト : 万代栄嗣

ヨハネは…イエスが歩いて行かれるのを見て、「見よ、神の小羊」と言った。ふたりの弟子は、彼がそう言うのを聞いて、イエスについて行った。…ふたりのうちのひとりは、シモン・ペテロの兄弟アンデレであった。彼はまず自分の兄弟シモンを見つけて…イエスのもとに連れて来た。…その翌日、イエスはガリラヤに行こうとされた。そして、ピリポを見つけて「わたしに従って来なさい」と言われた。ピリポは…ナタナエルを見つけて言った。…「来て、そして、見なさい。」(ヨハネの福音書1章35~46節)

この9月もイエス様と共に歩み、主が導いてくださいます。幸せな生活を送りたいと願うなら、信仰を働かせて生活することが秘訣です。今年のテーマ「恵みの震源地!」を思い起こして、クリスチャンとしてエンジンをかけ直し、周りの人に恵みを分け与えられる者になりましょう。

今月から「クリスチャンの生活と証し」の学びが始まりました。来年5月4、5日に開催される「愛と希望の祭典・四国」に人々を招く伝道力は私たち自身です。私たち一人一人がクリスチャンとして救いの恵みを再確認し、内側から流れる恵みがどのようなもので、周りのみんなを潤していくことができるかを学び直し、証し人とされたいのです。

日本のクリスチャンは、人口のおよそ1%。毎週日曜に礼拝に出席している人は0・2%といわれています。イエス・キリストを主と仰ぎ見る人々がたくさん起こされますようにと祈り続けましょう。そして、私たちがまずイエス様の恵みを受けて、喜びをもって生き、恵みの震源地となって、救いや癒やしの力、心の解放をみんなと分かち合うことができるようになろうではありませんか。

私たちがちゃんとクリスチャンとして生きていなければ、イエス様の恵みが流れずに、自分の中で矛盾を起こしてしまいます。私たちに分からないところがあるままなのは事実ですが、クリスチャンとして、イエス様を救い主として信仰を働かせて生きていくことができるのです。

1. 救い主キリストにつながる働きをしよう!

完璧なクリスチャンになってからキリストの弟子となるのではなく、イエス様こそ救い主であると分かった瞬間、主キリストにつながる働きをしようではありませんか。アンデレは、イエス様に出会って、よく分からないまま、兄弟ペテロにメシアに会ったと伝えました。ピリポもイエス様に招かれ、従う決心をし、その後、友人のナタナエルにイエス様を伝えました。

私たちも、全て分かってはいなくても、イエス様の御心や御思いが何であるか、何が神様に喜ばれるかをいつも意識して、主につながる働きをしましょう。

2. 人々を主キリストにつなげる証しと行動をしよう!

私たちの周りにいる人々に、拙い言葉であっても、伝え方が上手でなくても、一人でも多くの人をイエス様につなげることができるように証しし、行動しましょう。祈るだけでなく、人々を少しでもイエス様につなげられるように証しし、行動しようではありませんか。

3. 小さな私たちでも、主キリストの物語と共に生きよう!

主キリストが生み出される、新しい恵みの物語の一員になりましょう。アンデレやピリポは、2025年の日本で、自分の名前が読まれるとは思いもしなかったでしょう。無名の彼らの名前は、イエス・キリストの物語の中を生きたことで世界中に知られるようになりました。

同様に、名もない存在の私たちも、救い主としての働きをされるイエス様とつながり、人々をイエス様につなげるために少しでも証しして行動することにより、主の働かれる時間や空間を共に歩んでいくことができるのです。

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万代栄嗣

万代栄嗣

(まんだい・えいじ)

松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。

また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。

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