2025年8月13日12時47分

キリストの心と思いが与えられている恵み(1)思い煩いを主に委ねる 加治太郎

コラムニスト : 加治太郎

すべて人の死体に触れる者は、七日のあいだ汚れる。その人は三日目と七日目とに、この灰の水をもって身を清めなければならない。そうすれば清くなるであろう。しかし、もし三日目と七日目とに、身を清めないならば、清くならないであろう。すべて死人の死体に触れて、身を清めない者は主の幕屋を汚す者で、その人はイスラエルから断たれなければならない。汚れを清める水がその身に注ぎかけられないゆえ、その人は清くならず、その汚れは、なお、その身にあるからである。(民数記19:11~13)

今回の聖書箇所は、命について書かれています。キリストは、私たちが霊、魂、そして体に至るまで、満ちあふれるほどに豊かな人生を送るために、この地上に来られました(参照・1テサロニケ5:23)。豊かな人生を送る鍵とは、何でしょうか。

重要なのは、心、志、感情といった魂の領域です。私たちには、キリストの心と思いが与えられています(参照・1コリント2:16)。これは、私たちの心にたとえ何が入り込んで来たとしても、この約束が有効であることを意味します。私たちはどんな時にも、素晴らしい安らぎを体験できます。つまり、この約束を得るために戦う必要はありません。信じることで、受け取ることができるのです(参照・ヨハネ6:29)。

私たちはどのようにして、自分の心を注意散漫から守ることができるでしょうか。また、自分の弱い部分に関する問題に、無意識のうちに自分の力で対処していないでしょうか。思い煩いを神様に委ねず、心の中にずっと抱え続けているかもしれません。

人生の全ての問題に、自分一人の力だけで対処することはできません。不安や心配事を神様に委ねるという選択が大切です。キリストは仕えられるためではなく、仕えるために来られました。キリストは、私たちがご自身に頼ることを待たれています(マタイ20:28、1ペテロ5:7、詩篇55:22)。

今日、私たちの思い煩いを主に委ねるという選択肢を選び続けましょう。悩み事などを紙に書いておくことも、神様に委ねることの第一ステップです(参照・ハバクク2:2)。私たちには、キリストの心と思いが与えられているのです。主が与えられている満ちあふれるほどに豊かな人生を歩み通しましょう。

GOD BLESS YOU!

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加治太郎

加治太郎

(かじ・たろう)

2000年に在ニュージーランド、オークランド韓人教会で受洗。05年より音楽賛美ミニストリーをスタートし、日本各地、韓国、中国、米国などを巡回。CDリリースや、毎週、沖縄と鹿児島でラジオ番組も行い、福音を伝える働きを進める。07年にはクリスチャン社会人を励ますことをビジョンにSPREADミニストリーをスタートし、東京、千葉、埼玉、名古屋などで定期的に15年まで集会を行う。19年には世界の東と西をつなぐことをコンセプトに、広告代理店 Taro Kaji Office, LLC を設立。16年からは家庭礼拝を中心に、20年には東京ベイバイブルフェローシップをスタート。キリストを通して、人々が満ちあふれるほどに豊かな人生を歩むことに情熱を注ぐ。妻と一男一女の4人家族。