2025年7月11日14時58分

第一のことを第一にする人生の祝福 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

第一のことからスタートする。そうしないと、第一のことが後回しになり、第二、第三のことに忙殺されて、第一のことがおろそかになりかねないです。多くの人が、そうなっていないでしょうか。

神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。(マタイ6:33)

第一のことを第一にするなら、衣食住に関わることをはじめ、全てが満たされるのです。さらに、人生が一番良い状態に整えられます。私は、神を第一にすることを心がけています。そうすると、自分のキャパがはっきりと分かります。「これ以上やったら潰れてしまう」と。それで、ペースダウンします。

時々、「忙しい!忙しい」と、「貧乏暇なし」で、自分がどんなに忙しいかをアピールする人がいます。その人の話を聞いてみると、第一のことを第一にしていないので忙しくなるのだと分かります。第一のことを後回しにしているので、追う者もいないのに逃げているような状態なのです。

神に逆らう者は追う者もないのに逃げる。神に従う人は若獅子のように自信がある。(箴言28:1)

自分を造られた神を第一にしない生き方は、神に逆らう生き方なのです。聖書は「だからお前は悪いやつだ」「だから人生がうまくいかないのだ」と責めているのではありません。神はズバッと語ることで、人が正しい生き方に方向転換してほしいのです。そうしたら、自然に祝福され、成功し、最善の人生を生きることができるからです。

キャパを超えているならば、「忙しい!忙しい」と周囲にアピールしなくても、自然にそのような生き方を選び取っていけるのです。

現代のような社会構造の中では、過労であっても仕事をしなければならない状況に追い込まれることがあります。たとえそうであっても、神を第一に生きているならば、神が守ってくださり、キャパを超えないように助けてくださるのです。

第一のことをなおざりにして、第二、第三のことを一生懸命にやって疲れ、倒れても、自己責任です。たたえられ、褒めてもらえるかもしれませんが、責任の所在は自分です。しかし、神が語る通りに生きたならば、神が祝福してくださり、神が責任を取ってくださるのです。

神を第一にし、神と共に歩み、神に祝福された人生を一緒に歩めることを感謝したいと思います。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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