2025年6月27日09時38分

賢い時間の使い方「ゆっくり、今すぐに」 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

物事を後回しにして、後手後手で、慌てて対処するようなことがないでしょうか。私の場合、物事を先延ばしする原因は、心の準備ができていないからです。文章がまとまらない、講演の準備が進まないなどの原因は、考えがまとまっていないからです。

しかし、一歩踏み出して準備を始めると、考えがまとまってくるものです。そして、考えがまとまると、行動に移したくなります。私は、後の時間がないので、今すぐ物事を始めます。そうしないと、後で大変な目に遭います。何かに追われるようにはしたくありません。ゆっくり、今すぐやります。後回しにする人は、結局時間がなくなって、慌ててやることになります。

私は、丸一日OFFになることはなかなかありません。朝、神に祈り、聖書を読みながら考えていると、限りなくやるべきことが思いつくからです。出す必要があるメール、提出する必要がある書類、買う必要がある買い物、日曜日の説教準備、講演の準備、伝道の予定など。

それらに優先順位を付けて、一つ一つやっていると、気が付いたらお昼になっています。一日が終わるのがあっという間です。

ゆったり、しかし休まず仕事をしていると、充実しますし、疲れません。だから、改めてバケーションの時を持たなくても、日曜日の礼拝と、毎朝の神様と過ごす時間(QT・デボーション)で、心と体が安息し、癒やされ、力付けられます。

ボーっとした、何もしない時間は無駄です。やるべきことを見極め、優先順位を付けて今すぐ始めましょう。

しかし、千里の道も一歩から。「ウサギとカメ」のカメのように、一歩一歩、楽しみながら、そして確実な歩みを続けていきましょう。

そういうわけですから、賢くない人のようにではなく、賢い人のように歩んでいるかどうか、よくよく注意し、機会を十分に生かして用いなさい。(エペソ5:15、16)

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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