2025年6月18日18時43分

アジア福音同盟、リーダーシップ・フォーラム開催 弟子訓練の重要性を強調

アジア福音連盟、リーダーシップ・フォーラム開催 弟子訓練の重要性を強調
アジア福音同盟(AEA)が主催して開かれた「アジア福音主義リーダーシップ・フォーラム」(AELF)の様子=11日(写真:韓国クリスチャントゥデイ / カン・ヘジン)

アジア福音同盟(AEA)は11日から13日まで、韓国ソウル近郊の高陽(コヤン)にあるアンテオケ聖潔教会で、「アジア福音主義リーダーシップ・フォーラム」(AELF)を開催した。テーマは「弟子か死か2」。昨年8月にモンゴルで開催した第11回総会のテーマ「弟子か死か」を継承したもので、22カ国・地域から教会や宣教団体の指導者ら約90人が参加した。

AEAのバンバン・ブディジャント総主事は最終日の閉会式で、弟子訓練は、単に教会が担う幾つかの働きの一つではなく、教会が存在する理由であり、イエスが残した唯一の戦略であると強調した。

「今は普通の時ではありません。私たちには時間がなく、非常にリスクが高い状況にあります。教会が(キリストの)弟子でなければ、死ぬことになるでしょう。私たちは(弟子を)派遣される方、すなわちイエスの元に立ち返らなければならないのです」

「弟子訓練が(教会の)プログラムや組織より優先されるべきです。教会がその使命を喪失し、組織中心に変質してしまった現実を悔い改めなければなりません」

閉会式で参加者は数人のグループに分かれて聖餐にあずかり、キリストの弟子の共同体としての一致と献身を誓った。聖餐を導いたブディジャント氏は、「永遠の実は、一致なしには結ぶことができません。真の一致は、犠牲と謙虚さから始まります」と述べた。

アジア福音連盟、リーダーシップ・フォーラム開催 弟子訓練の重要性を強調
閉会式で話すアジア福音同盟(AEA)のバンバン・ブディジャント総主事=13日(写真:クリスチャン・デイリー・インターナショナル=CDI)

フォーラムでは期間中、▽子どもと家族の弟子訓練、▽青年世代のエンパワーメント、▽宣教の動員と加速、▽人工知能(AI)を通じた神の国の追求――の4つの戦略的グループに分かれて議論が行われた。最終日には、それぞれのグループによる実践可能な提案が発表され、アジアの諸教会が、人間関係の構築に基づく長期的な弟子訓練体制を整えることを励ました。

ブディジャント氏は、「どこへ行っても、人々を弟子としましょう。その弟子が、また人々を弟子とするのです。そうすることで、主は栄光を受けるのです」と述べ、「AEAとアジアの諸教会は、イエスの使命に再び献身しましょう」と呼びかけ、閉会を宣言した。

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閉会式で数人のグループに分かれて祈りをささげる参加者ら=13日(写真:クリスチャン・デイリー・インターナショナル=CDI)

参加者らは最後に、弟子訓練に高い優先順位を置くことが必要であり、それは可能であること、また、アジアの諸教会の長期的な成長と健全性のために弟子訓練が重要であることなどを確認し、人々をキリストの弟子とする使命のために決意を新たにした。