
オーストラリア東部ゴールドコーストで4月20日、教派の垣根を超え教会が一致してイースターを祝う合同野外礼拝「イースター・ユナイテッド2025」が開催された。
今年は、日本出身で、現在はゴールドコーストにあるホープ・チャーチ・オーストラリアを牧会するリード・ノリコ牧師がメッセージを伝え、「Testify(証しする)」をテーマに主の愛と偉大さを伝えた。今年で7回目を数えるイースター・ユナイテッドで女性牧師がメッセージを伝えるのはこれが初めてで、アジア人、また日本人がメッセージを伝えるのも、これが初めてとなった。

太平洋に面した海岸沿いにある大型公園「ブロードウォーター・パークランズ」を会場に開かれ、昨年より2千人ほど多い、約7500人が参加した。今年初の試みであるライブストリーミングでは、約600人が視聴した。
集会には、ゴールドコーストの多くの教会から、牧師をはじめ多くのボランティアが参加した。さまざまな教会のボランティアから成るワーシップチームや合唱団が賛美をリードし、聖公会の祭司が祈りをささげ、中高生によるダンスや、ファミリー向けのアクティビティー、食べ物の販売なども行われた。

参加教会の教派は、長老派、メソジスト派、会衆派の合同教会であるオーストラリア合同教会(UCA)、ペンテコステ派のオーストラリア・キリスト教会(ACC)、聖公会、バプテスト派、単立などさまざま。
スポンサーには、人気キリスト教テレビドラマ「チョーズン」シリーズの制作会社や、オーストラリア聖書協会、アルファ、ゴールドコースト唯一のキリスト教ラジオ局である「Juice 107.3」のほか、地元のキリスト教学校やキリスト教障がい者ケア会社などが名を連ねた。
イースター・ユナイテッドは、クリスチャンであるゴールドコーストのトム・テイト市長も支援しており、ゴールドコーストも市としてイベントを後援している。

当日、会場でイエスを救い主として受け入れた人は、確認できただけで60人に上り、これらの人々には無料で聖書を配った。
リード牧師は今年の集会を振り返り、「今年は教会の一致が今までで一番強く感じられる礼拝となりました。教会の一致を目指すゴールドコーストの諸教会が教派を超え、一致して主をあがめ、主に感謝し、イエス・キリストの復活を祝う礼拝をすることができました」と話した。
■ イースター・ユナイテッド2025の映像