2025年4月28日15時23分

主キリストの十字架と復活のある人生 万代栄嗣

コラムニスト : 万代栄嗣

…彼らは…「あなたがたは何の権威によって、また、だれの名によってこんなことをしたのか」と尋問しだした。そのとき、ペテロは聖霊に満たされて、彼らに言った。「…この人が直って、あなたがたの前に立っているのは、あなたがたが十字架につけ、神が死者の中からよみがえらせたナザレ人イエス・キリストの御名によるのです。…この方以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人に与えられていないからです。」(使徒の働き4章5~12節)

イースター、心からおめでとうございます。イースターは救い主イエス・キリストの死からのよみがえり、復活を祝うときです。イエス様が与えてくださる、罪からの聖めと、死の力を乗り越えることができる本物の命を頂き、自分らしい価値のある人生を歩んでいきましょう。

今日の聖書箇所の前には、足のなえた人が、ペテロたちに癒やされたことが記されています。聖霊に満たされていたペテロが「私にあるものを上げよう。ナザレのイエス・キリストの名によって歩きなさい」と言うと、彼はたちまち足とくるぶしが強くなり、神を賛美しながら歩き出しました。

それまで彼が体験したことのない、周りの人たちが見たことも聞いたこともない、すさまじい命が彼の上に注がれ、彼の人生はその瞬間、劇的に変えられたのです。私たち一人一人の人生も劇的に変えてくださる、救い主の恵みを頂いて歩もうではありませんか!

4つのポイントを押さえておきたいと思います。

1. イエス・キリストという特別なお方!

「美しの門」でペテロたちは足のなえた人のために祈りました。彼らは金銀も、食べ物も、何も持ち合わせていませんでした。しかし、彼らにはイエス・キリストの御名があったのです。

イエス・キリストは救い主であり、神の御子、私たちの主となられるお方です。彼の中には、私たちの人生を変えることができる、救い、癒やし、聖霊による恵みが宿っていることをはっきりと知りましょう。

2. 十字架で死なれたお方!

イエス様は十字架で死なれました。十字架は本来、人を処刑する道具です。しかし、イエス様に罪はありませんでした。罪があるのは私たち人間であり、本来、私たちが裁かれ、死ななければなりませんでした。

イエス様はそんな全人類の罪を代わりに背負い、十字架にかけられたのです。イエス様が私たちの罪、汚れを身代わりに背負ってくださった、そのおかげで私たちの罪は取り除かれたことを感謝しましょう。

3. 死からよみがえられたお方!

イエス様は十字架で死なれただけでなく、3日目に死を打ち破り、復活されました。自分かわいさにイエス様を見捨てた弟子たちが、復活の主と出会ったことにより、イエス様のために命を捨てる働き人となっていくのです。

イエス様を証しするために死ぬことを恐れず、殉教の死をも買って出る、そんな神の栄光を現す人生を歩んだのは、よみがえりのイエス様に出会ったからに他なりません。神様のもとでいつまでも続く命、永遠の命がある。そのことをイエス様は証明されたのです。

4. 人の命を救う世界でただ一つの名!

十字架で死なれ、死からよみがえられたイエスの名以外、私たちを救うことができる権威と力、愛と命にあふれた名前はありません! イエスの名によって祈れば、私たちの人生は根底から変えられるのです。

美しの門の男は造り変えられました。彼の人生は、惨めな物乞いとしての命から、神を賛美する命へと劇的に変えられたのです。このように私たちも、本来あるべき命へと造り変えられていくのです。イエス様と共に歩もうではありませんか。

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万代栄嗣

万代栄嗣

(まんだい・えいじ)

松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。

また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。

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