2025年3月1日18時28分

良い心配と悪い心配 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

明日のことを心配して、夜眠れなかったという経験を何度もしたことがあります。明日になって、心配したことが起こらなかったこともありました。また、明日になって、心配したおかげで、その事に十分備えることができたので、余裕を持って対応できたこともあります。

良い心配と悪い心配があるのではないでしょうか。悪い心配は、夜も眠れなくさせてしまいます。しかし、良い心配は「備えあれば憂いなし」といわれるように、良き備えをすることにつながります。

大切なことは、人生の同伴者であるイエス様を信じ、認め、委ねることです。

心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りにたよるな。あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。(箴言3:5、6)

そして、明日に備えることです。備えたら、明日への心配を神に委ねましょう。明日の心配を、神への信頼に変えることです。イエス様は、こう語られました。

だから、わたしはあなたがたに言います。自分のいのちのことで、何を食べようか、何を飲もうかと心配したり、また、からだのことで、何を着ようかと心配したりしてはいけません。・・・あなたがたの天の父は、それがみなあなたがたに必要であることを知っておられます。だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。(マタイ6:25、32〜34)

もし心配したいならば、心配は今日のことだけで十分あるのだから、明日になってから心配したらよいのです。明日の心配は、明日になってから。しかし、備えは十分にしましょう。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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