2025年2月8日11時31分

ワールドミッションレポート(2月8日):英国 サッカーは私の神だった―イエスを見つけるまでは(3)

執筆者 : 石野博

心の平安を求めていたプロサッカー選手のジェイソン・マッカーシー選手だったが、たまたまランチで居合わせたキリスト者のアレックスとベンと出会い、ほぼ1カ月毎日に及ぶカフェでの彼らとの交わり、そして彼らの証しを通して、個人的にイエスに祈り求めるようになった。(第1回から読む)

そんなある日、彼が車を運転していると、彼の「ダマスコ途上の体験」は突然訪れた。彼は明確な生けるキリストとの出会いを通して、人生を神にささげる決意をしたのだった。以下は、マッカーシー選手自身の言葉による証しの続きである。

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あんなに信仰をオープンにすることを恥ずかしいと思っていた私ですが、「ダマスコ途上の体験」以降は、それを誰かに話さずにはおれなくなりました。家に帰って、早速ザラにこう言いました。「ザラ、大変だよ! 神は実在するんだ! 神が僕に話しかけてくれたんだよ!」ってね。彼女は「何を言っているの?」と目を丸くして答えました。

それにとどまらないで、私はロッカールームで、チームメイトに福音を伝え始めたのです。彼らは、私のことを狂っていると思ったに違いありません。しかし、私の内に宿っている愛や喜び、希望は、決して私が沈黙することを許しませんでした。

当時私は、バーに行くのが好きでしたが、神を見つけたときから、一夜にして私は、飲むのをやめると決意しました。また私は、悪口や陰口を言うのもやめました。ザラと私の両親は、私がカルトに入会したと思ったようです。周りのみんなは私のことを心配していましたが、当の私は、キリストを知ることから来る爆発的な喜びに、心満たされていただけなのです。

その頃、ザラと私は婚約していて、彼女は妊娠6カ月でした。私たちは2年後にバルバドスで大きな結婚式を挙げる計画をしていましたが、新しく生まれた私は、もうこれ以上、罪深い生活の中に生き続けたくないと思っていました。私は祈りました。「神様、どうすればいいですか?」すると、主は「祈り続けなさい」と言っておられるように感じたのです。それで私は祈り続けたのです。(続く)

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■ 英国の宗教人口
英国教会 36・2%
プロテスタント 8・3%
カトリック 8・6%
無神論 34・5%
正教 1・1%
ユダヤ教 0・4%

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石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。