2025年2月7日09時22分

どんな時にも感謝しよう! 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

人生において、楽しいことばかり起こるとは限りません。半分は楽しいことが起こっても、もう半分はつらく悲しいことが起こるものです。たとえ、楽しみの方が悲しみより多かったとしても、少しの悲しみが、多くの喜びを破壊してしまうことさえあります。

悲しみがやって来たら、感謝によって押し返してしまってはどうでしょう。私は、どんなことでも感謝する習慣を持っています。それに感謝できない気分であったり、感謝できる状況にないときであってもそうします。すると、心は感謝についてきて、気付いたらうれしい気持ちになっています。

マインドコントロールをしたり、自分を騙したりしているように見えるかもしれませんが、そうではありません。これが、人間本来の姿です。これとは逆になっている姿があるとしたら、実は、それこそがマインドコントロールであり、本来の自分を騙していることなのです。

聖書が教える罪は、神から離れた状態を指します。神と共に生きるならば、どんな状況の中にあってもうれしくなり、感謝できるのです。しかし、神から離れて生きるならば、うまくいっているときはうれしくても、ちょっと風向きが変わっただけで不安になり、試練がやって来たら押し潰されてしまいます。

感謝には、理由があります。

1. 私を愛してくださる神が私を造り、私を愛し、私と共にいてくださるからです。

2. 神と離れて生きてきた私たちを救うために、神の独り子イエス様がこの地上に来られ、信じる私たちを救ってくださいました。

3. 神は良いお方で、マイナスと見えることも全てプラスに変えてくださり、良いことをしてくださるので、どんなことでも感謝できるのです。

最初「どんなことでも感謝しなさい!」と聞いたときは、正直、弱々しい生き方のように感じて拒否反応がありました。しかし、絶え間なく感謝することは、弱い人にはできません。神の愛を知り、神が共におられることを感じ、神が万事を益としてくださることを知っている人は、強い人なのです。

神は私たちを愛し、私たちと共におられ、全てのことを益としてくださいます。感謝でマイナスを押し返し、押し流し、追い出してしまいましょう。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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