2025年1月4日18時39分

主は生きておられる(232)2本の脚で立てた 平林けい子

コラムニスト : 平林けい子

2本の脚で立てた

正月2日の午前3時ごろ
トイレに起きたとき
下着を着替えようとして
尻もちをついた

困った どうしよう
人工関節の脚
ベッドの端を持ったり
立ち上がろうと何度も試みる
重い体重を持ち上げる腕の力もない
疲れ切って 夜が明けるまで待った

風邪で伏せっていた娘にメールしても熟睡
同じコミュニティーの友達に
助けを依頼した
すぐさま3人の友が来て
重い私のお尻を持ち上げてくださった

立ち上がれた 2本の脚に感謝
うれしい 大切な脚 主から頂いた脚
ベッドに上がることもできる
人工関節置換手術後
杖なしで歩くのを当たり前と
思っていた私
手術しなければ寝たきりになっていた
年とともに忘れっぽくなる私に
主は語られた

「主の良くしてくださったことを
何一つ忘れるな」

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平林けい子

平林けい子

(ひらばやし・けいこ)

1934年京都に生まれ、京都府に在住。同志社大学文学部英文科卒業。1男2女の母。長女が小学校入学を機会に好きな英語をもう一度学びたいと思ったとき、奇しくも今の教会の英会話クラスのちらしを見る。聖書を開き、ヒューマニストだと思っていた自分が仮面をかぶった罪人だと分かった。罪を悔い改めて受洗。しかし、真の神に出会ったのはそのあとの試練の真っただ中だった。主の奇跡を次から次にいただき今に至る。30年間家で中高生向けの英語塾を、13年間町の公民館で中高年の人たちに中級英会話クラスを担当。教会の英会話クラススタッフは38年になる。趣味は、読書。福音書を読む以外は詩、エッセイを読んだり書いたりすること。海外旅行、動物が大好き。京都府・長岡福音自由教会員。フェイスブックはこちら。著書に『主は生きておられる』。