2024年12月17日14時09分

篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(205)聖書と考える「年末SP~バントマン×放課後カルテ~」

コラムニスト : 篠原元

2024年も残りわずか、年末に聖書とドラマから、神様の素晴らしさを共に味わい、学び、感謝に満たされてまいりましょう!

まずは、野球好きの皆さんも、そうでない皆さんも楽しめる「スポーツ・エンターテインメント・ドラマ」がプロ野球の球団・中日ドラゴンズの全面協力で放送中です!

主演が鈴木伸之さんで、倉科カナさん、モロ師岡さん、坂東彌十郎さん、朝加真由美さんたち豪華俳優陣も出演してフジテレビで土曜23時40分から放送されているんですが、キーワードは〔犠牲〕&〔送りバント〕です。

ズバリ、簡単な説明になりますが、物語の軸となるのは2人。1人は、中日ドラゴンズの選手だったけれど戦力外通告を受けてしまった(要するにクビになった)柳澤で、鈴木さんが演じています。で、もう1人が、犠牲の心をもって、みんなが嫌がることでも率先してやっていく某企業女性社員の根鈴で、倉科さんが演じています。

この2人を中心に大企業、プロ野球の世界、それから親子関係などが描かれていて、会社での〔送りバント〕とは何か、そして誰かのために〔犠牲〕になるとはどういことなのか・・・という、球団とドラマがタッグを組んだ「異例の物語」ですね。

さてこのドラマ、何度も書いていますが、送りバント、つまり〔犠牲〕が大切なテーマです。そして最後に、世界で一番の〔犠牲〕といえば・・・? 世界で一番、〔犠牲〕を払われたのは・・・?

それはもう皆さん、絶対にご存じで、誰も異論ないはずです、そうです、イエス様と神様です。イエス様は私たちのために命を捨ててくださいました。そう、私たちを救うために十字架上で死んでくださった・・・。そして父なる神様は、私たちに永遠の命を与えるためにひとり子なるイエス・キリストをこの地上へ。

あぁ、こんなに犠牲を払ってくださっています。父なる神と子なる神が私たちのために。本当に感謝ですね! この神様に永遠にお仕えし、1年の終わりの日々も神様だけを礼拝してまいりましょう。アーメン。

「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである」(新約聖書・ヨハネの福音書3章16節)

そして、年末SP2作目は「お医者さんと子どもたちのドラマ」です。学校の保健室にやって来た(学校医)先生。そして、その学校の教師(6年担任)。それから、東多摩第八小の生徒たち(特に6年2組の)。

子どもたちの学び舎に常駐することになった無愛想な小児科医が、子どもたち&教師たちとぶつかりながらも子どもたちの病気を見抜いて、生命をつないでいく・・・そんな保健室ドラマが、日テレで土曜21時から放送中です。

ちなみに、主演は学校医を演じる松下洸平さん、そして6年2組の担任役が森川葵さんで、子どもたち役は多過ぎて書けないので、気になる方は、実際に子役たちの演技もテレビなどでどうぞ!!

さてこのドラマは、学校医と担任と子どもたちの・・・物語。もっと言えば、医師と教師と12歳の子どもたちが中心ですね(小学6年生は11歳か12歳ですから)。

そう、医師と教師と12歳です。そうなると、新約聖書・マルコの福音書5章につながります!! ここの22節から42節、ちょっと長いですけれど、後で読んでみてください。ズバリ、2つの奇跡が記されていますけれど(長血の女性の癒やし、少女に起こった奇跡)、この22節から42節に、ちょうどピッタリ、①教師②医師③12歳の子どもが「放課後カルテ」と同じ具合に登場するじゃないですか?!

まず医師ですが、26節に記述されています。それから、子どもの年齢が12歳であったと明確に、42節に記述されています。そして最後に登場する【教師・先生】は、まさに、イエス・キリスト様です。聖書では、イエス様こそ教師・先生であると教えていますから(新約聖書・ヨハネの福音書13章13節)。

12歳の女の子。長血の女性をひどい目に遭わせた医師たち。そして、イエス様。大事なのは、教師・先生であるイエス様が、12歳の女の子と、苦しみ財産をなくしてしまった女性を救い出されたということです。

そう。イエス様が私たちの教師・先生であり、模範です。そしてそれだけでなく、この5章から分かる通り、イエス様こそ癒やし主で、奇跡をなしてくださるお方です。同時にイエス様は私たちを守ってくださる・・・だけじゃなく、あなたのために祈ってくださっている、あなたを弁護してくださっている、あなたをメチャクチャ愛してくださっている!

もう書き切れません。こんなに素晴らしいことを、2024年ここまでも、あなたのためになしてくれた神・イエス様、最高ですね。そんなお方が、学校医が学校にいつも常駐するように、あなたと一緒に、あなたといつも一緒に、そうです、今この瞬間も一緒におられます。

だから、安心ですね、今日も、そして2024年の残りの日々&来る2025年も。アーメン。

「見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます」(新約聖書・マタイの福音書28章20節)

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お知らせ

現在、筆者・篠原元の連載小説『追う者』が、エブリスタなどで掲載中です(4サイト)。小学生時代の事件で心身に大きな傷を負い、母を早くに亡くし、絶望の底から、夜(闇)の世界に足を踏み入れた女性【主人公】の回復の物語です。あわせてこちらもどうぞ。

詳しくは、スマホから【小説 追う者】で検索か、次のURLからどうぞ!

■ 【追う者】(estar.jp)

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篠原元

篠原元

(しのはら・げん)

1991年7月、東京都生まれ。プロテスタント・炎リバイバル教会伝道師。VIPクラブ、キリスト教各団体、ホテルなどにて講演、テレビ番組「ライフ・ライン」などに出演。社会福祉活動団体「100人の聖書基金」の、学校・児童養護施設・病院などへの書籍寄贈活動に著者として携わっている。著書に『100人の聖書』。2021年より NOVEL DAYS、エブリスタ等にて連載小説配信。

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