2024年12月13日11時47分

ワールドミッションレポート(12月13日):米国 実を結ぶ刑務所伝道

執筆者 : 石野博

米国内の刑務所に聖書小冊子を提供するミニストリー「ワールド・ミッショナリー・プレス」は最近、刑務所内での小冊子の需要が急激に拡大していることに驚きを隠さない。「聖書日誌」は、1年間分の聖書日課を提供するガイドだ。これが受刑者たちに大きな影響を与えているのだ。

この団体の広報担当ヘレン・ウィリアムズ氏は、テキサスのある受刑者から受け取った手紙を引用した。その中で、彼はこう述べている。「退屈したり、霊的な助けや導きが必要だと感じたとき、聖書日誌をめくると、たいていその時に必要な聖句が見つかり、それをきっかけにさらに読み進めるようになりました。一日中聖書を読んでいると、時間が過ぎるのも忘れるほどです。このおかげで、私は14年以上も問題を起こさずに過ごせています」

ウィリアムズ氏はこう述べている。「毎日の聖句、それに毎日しがみつける何かがあるというのは、私たちにとって命綱です。それがさらに、御言葉を求める渇きを生み出すのです」

米国で、ますます刑務所伝道が実を結ぶように祈っていただきたい。

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石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。