2024年12月12日11時54分

ワールドミッションレポート(12月12日):香港のために祈ろう

執筆者 : 石野博

北京による香港支配は、その強権的な支配に対するあらゆる反対勢力を容赦なく締め出している。2019年の大規模な抗議行動は、今では遠い記憶のように思える。

香港のキリスト教徒は今、共産党の影の下でなんとかして生き残り、再起するための備えや装備を身につけなければならない。抗議行動とそれに関連する政治を巡る教会内の分裂が癒やされ、信者同士を和解させる必要がある。

香港の信教の自由が後退していることには落胆させられるが、長い迫害を乗り越えてきたメインランドの中国信者たちは、福音の炎は最も残忍な弾圧によっても決して消し去ることができないことを証明してきたのだ。

香港の教会が、経験しつつある大きな激動と変化の中で、力強い証人となる方法を学ぶことができるよう祈っていただきたい。

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石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。