2024年11月22日17時17分

ワールドミッションレポート(11月22日):インドネシア イスラム教徒多数派の国に、世界で最も背の高いイエス像が登場

執筆者 : 石野博

インドネシアの北スマトラ州シベアベア丘に、信仰と芸術の驚くべき結晶として、世界で最も身長の高いイエス・キリスト像が建立された。この像は、リオデジャネイロの象徴的な「コルコバードのキリスト像」を20メートル以上も上回り、今年9月19日に正式に除幕されたのだ。

この壮大なモニュメントは、キリスト教信仰の新たな世界的シンボルとなり得る。広げられた腕は、キリストの無限の愛と全ての人々への受容を象徴している。この像は、霊的な内省と新生への招きを表現している。

また、この像はインドネシアの宗教間調和への取り組みも象徴しており、既に多くの観光客や巡礼者を引きつけ始めている。このイエス像は、インドネシアにおける3番目のイエス像であり、他の2つは「キリストの祝福像」(50メートル)とスラウェシ島にある「イエス・ブントゥ・ブラケ像」である。

イスラム教多数派の国でこのような試みがなされることに感謝だ。インドネシアのキリスト教信仰がなお力強く花を咲かせることができるように祈っていただきたい。

■ インドネシアの宗教人口
イスラム 80・3%
プロテスタント 10・8%
カトリック 3・1%
儒教 0・9%
仏教 0・4%
ヒンズー教 1・3%

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石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。