2024年11月15日10時23分

壊れやすい土の器に宝が! 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

「こわれもの注意」と貼られた荷物が宅急便で届きました。このシールが貼られた荷物は丁寧に扱われます。私たち人間には、そのようなシールは貼られていません。しかし、人間は実際、強そうに見えても弱い存在です。まさに「こわれもの注意」なのです。

このことを意識しながら、相手を尊敬し、優しく丁寧に接したいものです。

聖書は、私たち人間は「土の器である」と語ります。土の器は壊れやすく、落としたら簡単に割れてしまいます。しかし、その土の器の中に神ご自身という宝を納めているのです。それ故に、私たちは高価で尊い存在なのです。

私たちは、この宝を、土の器の中に入れているのです。それは、この測り知れない力が神のものであって、私たちから出たものでないことが明らかにされるためです。(コリント人への手紙第二4章7節)

この奥義とは、あなたがたの中におられるキリスト、栄光の望みのことです。(コロサイ人への手紙1章27節)

キリストを心に宿しているのです。私を強くしてくださるキリストによって、できないことはありません。

「主われを愛す 主は強ければ われ弱くとも 恐れはあらじ」です。そのことを意識し、自覚しながら今日も生きていきましょう。そして、互いに壊れやすい存在であることを意識しながら、優しい人にならせていただきたいですね。

◇

菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 新宿福興教会ホームページ(メッセージをくだされば、皆さんの近くの教会を紹介致します)
■ 菅野直基牧師のフェイスブック