2024年9月30日17時12分

リバイバルのビジョンを持ち続ける 万代栄嗣

コラムニスト : 万代栄嗣

主がシオンの繁栄を元どおりにされたとき、私たちは夢を見ている者のようであった。そのとき、私たちの口は笑いで満たされ、私たちの舌は喜びの叫びで満たされた。そのとき、国々の間で、人々は言った。「主は彼らのために大いなることをなされた。」主は私たちのために大いなることをなされ、私たちは喜んだ。主よ。ネゲブの流れのように、私たちの繁栄を元どおりにしてください。涙とともに種を蒔(ま)く者は、喜び叫びながら刈り取ろう。種入れをかかえ、泣きながら出て行く者は、束をかかえ、喜び叫びながら帰って来る。(詩篇126:1~6)

今日の詩篇は、明らかに約3千年前のダビデの時代から500年ほど後の内容です。有能な者が全て連れて行かれたバビロン捕囚から70年。都は廃れ、人々は散らされて滅びた国が復興するという、あり得ないことが起こりました。

エルサレムに戻った彼らは、夢のようだと喜びます。そして、有名な「涙とともに種をまく者は・・・」という言葉がつづられます。種をまいても簡単に芽は出ない。しかし、必ずいつか大豊作を迎えて喜び叫びながら帰ってくる。日本におけるリバイバルの預言として受け止めました。

1. 主からのビジョンを持ち続ける

どんなに難しい状況でも、ビジョンを持ち続けるのです。信仰者は、神からの夢、幻で生きるのです。この世のことならば、頭の良い、回転の速い人が成功するでしょう。しかし、信仰の世界は違います。

ChatGPT に象徴されるように、もう人間が太刀打ちできないほどコンピューターが進歩しています。しかし計算では実現不可能なマイナスの状況でも私たちは、日本のリバイバルは必ず実現するという信仰とビジョンを失いません。

家族、親族の救いを諦めず、どんな不可能そうな状況でも、リバイバルを求めて祈り、その目標を忘れないのです。

2. 継続する

信じるだけではなく、毎日そのビジョンを持ち続け、継続することです。大リバイバルが起こることを諦めず忘れず、常識となるまで継続しましょう。信仰のようで信仰でないのは、困ったときの神頼みや、燃えたときだけリバイバルを思い出すという、一時的な信心です。

信仰を持ち続け、継続することは、あなたにしかできないことです。

3. 努力を惜しまない

大豊作になることを心に描くだけでなく、毎日出て行き、現実の努力、行動をし続けることです。自分の時間や思い、お金をささげ続けて、努力し続けることが重要です。

ここまでは、世の中の自己啓発でも同じことを言っていますが、信仰者には、先があります。

4. 大いなることを信じる

私たちは神を信じています。そして、神は大いなることを成し遂げてくださいます。滅亡した国が復興したのです。主のみことばに従い、主から目を離さず、この国にリバイバルが起きることを信じましょう。

当時のユダヤ以上の荒れ地かもしれないこの日本に、一つや二つの教会のリバイバルではなく、日本全体のクリスチャン人口比率が変わることを求めるのです。日本のクリスチャンが3~5%になれば、日本を動かし、時代が変わります。

あなたの身近でリバイバルが起こることが、日本のリバイバルにつながります。そのために、人々が問題から解放され、病が癒やされる、神の大いなる奇跡が現され、リバイバルが実現することを信じて祈り求めましょう。

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万代栄嗣

万代栄嗣

(まんだい・えいじ)

松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。

また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。

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