2024年8月16日11時18分

感謝すると決めた 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

生きていると、嫌なことが起こります。嫌なことが起こるというのが、生きている証拠ではないでしょうか。一つ一つは小さなことでも、それが積み重なると怪物のようになります。その日の問題は、その日のうちに解決するようにしています。

ある日、買い物に行きました。買ったものは9点なのに、レシートには買上点数10点と間違って書かれていました。忙しければそのまま行ってしまいますが、店員に聞いてみようと思いました。

レジを打った人と違う人が対応してくれました。同じ商品が1点多く打ち込まれていました。明らかに店員のミスですが、当の間違った店員さんは悪びれた様子も見せません。

また先日、とても腹の立つことが起こりましたが、神様に祈ると「私を見上げて感謝しなさい!」という神様の導きを感じました。私は「神様、これから私はどんなことがあっても感謝すると決めました。助けてください」と祈りました。

そうすると、立て続けに感謝できない状況が私を取り囲みました。本当に感謝をするのか、神様のテストではないかと思っています。

私が感謝する理由は、①聖書が命じているから、②マイナスがプラスに変わるから、③ハッピーエンドになるから。

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。(1テサロニケ5:16〜18)

神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。(ローマ8:28)

わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。――主の御告げ――それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。(エレミヤ29:11)

感謝には、ちゃんと理由があります。しかし、それだけではありません。感謝することこそ、その日のうちに問題を解決する方法です。

買い物のレジで9点しか買い物をしていないのに、間違って10点と打ち込まれ、危うく余分にお金を払ってしまうところでした。普通に買い物をしているならまだしも、安い買い物をするためにわざわざそのお店に行き、かつ、50パーセント引きなどの商品を中心に買っているのです。このことで腹を立てて、一日を台無しにしないで済みました。

決め手となったのが感謝でした。①レジを打ち間違えた店員さんを許し、②店員さんの打ち間違いに気付かなかった自分を許し、③店を立ち去る前に気付けたことに感謝し、④とにかく感謝しました。

私のモットーその1「誘われた食事と頼まれた説教は断らない」、その2「どんなことでも感謝する」です。これが私を守り、私を祝福しています。良い習慣を下さった神様に感謝します。

あなたも、感謝の習慣を持たれたらどうでしょうか。すでに持っている方は、それを生涯持ち続けていってください。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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