2024年8月9日10時01分

思い通りいかないときにできる感謝 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

病気になって、健康のありがたさに気付くことがあるものです。健康は当たり前ではありません。また、諸問題やトラブルに遭うことで、順調に事が進むことのありがたさを感じるものです。「順境の日には喜び、逆境の日には反省せよ。これもあれも神のなさること」(伝道者の書7:14)と聖書は語ります。

逆境は、ある日突然やって来ます。人はその時、反省し、考える必要があります。なぜならば、順境の時にはほとんど何も考えていないからです。逆境を受け止め、反省し、考えることから、次につながっていきます。

①今まで神によって守られていたことに感謝しましょう。②これ以上事態が悪化しないよう、神に祈りましょう。③道を踏み外したり、高慢になったり、嫌なやつになる前に気付かせていただき、方向転換できるチャンスが与えられたことに感謝しましょう。

思い通りいかないときにできる感謝とは、順境でうれしいからする感謝とは一味も二味も違います。逆境と出会ったならば、その中に祝福の種が隠されていることを忘れないでください。取り乱して事態を悪化させたり、隠蔽してなかったことにするのではなく、反省し、考え、感謝し、祈り、次につなげていきましょう。

思い通りにいかない経験、逆境は、神様からあなたへのプレゼントなのです。あなたを正しい道に導き、強くし、成長させてくれるからです。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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