ヨハネから聞いて、イエスについて行ったふたりのうちのひとりは、シモン・ペテロの兄弟アンデレであった。彼はまず自分の兄弟シモンを見つけて、「私たちはメシヤ・・・に会った」と言った。彼はシモンをイエスのもとに連れて来た。イエスは・・・「あなたはヨハネの子シモンです。あなたをケパ（訳すとペテロ）と呼ぶことにします。」（ヨハネ１：４０～４２）

クリスチャンである私たちは、今夏も主からの新鮮な恵みを頂き、喜びをもって前進してまいりましょう！

今日の聖書箇所では、アンデレが兄弟のペテロをイエス様のもとに導いたことでペテロの偉大な生涯が始まり、アンデレも共にイエス様の弟子として大活躍し、神様の大きな恵みが動き始めたことが記されています。私たち一人一人は弱い存在ではありますが、私たちも彼らと同じようにイエス様に出会った者です。ですから、私たちもアンデレのように主の証し人とならせていただけるのです！

聖書の物語はイエス様だけがすごかったということで終わりませんでした。このことはとても幸いだと思います。イエス様はご生涯の中で多くの人々に主の御業を示されました。病を患った者を癒やし、悪霊に取りつかれた者を解放し、絶望の中を歩む人々には新しい人生を与えてくださいました。多くの弟子たちを育て、聖霊を与え、多くの人たちに恵みを分かち合われたのです。そして、私たちもその恵みの流れの中に入れられたのです！

今日は、その恵みの始まりと拡散の流れを確認し、祈りたいと思います。そのために３つのステップを確認しましょう。イエス様が、最後の預言者とされている洗礼のヨハネのもとに現れたとき、彼はイエス様を救い主と見極めました。そして、自分の２人の弟子たちに、あの方こそ私が語っていた救い主、神の小羊であると語りました。

１. 救い主イエス・キリストの存在！

私たちクリスチャンが受け止めている物語は、架空の話ではありません。世の中の宗教にも救いの教えはありますが、それは空想の、想像上の、人々が期待したものであり、事実ではありません。

救い主イエス・キリストは、神が人となり、歴史の中に身を置かれ、私たちと共に人生を歩まれ、十字架にかかり、罪の贖（あがな）いを事実として成し遂げられたお方です。イエス・キリストは実際に存在し、共におられることを認めようではありませんか。

２. 救い主についての知識と体験！

ヨハネの弟子たちはヨハネから、イエス様が救い主であり、全人類の罪を贖い、罪を背負い、身代わりに十字架の上で屠（ほふ）られ、血を流す小羊のようになってくださるということを聞き、イエス様について行きました。

ついて行った２人はイエス様と一緒にいる中で、イエス・キリストが自分たちの人生を変え、永遠の命を与えてくださる救い主だと分かったのです。私たちも救い主に対する知識と体験をしっかり持つ者でありたいと思います。

３. 身近な人々への声かけ

アンデレは自分の兄弟シモンにメシヤに会ったことを告げ、イエス様のもとに連れて行きました。シモンはイエス様に出会うやいなや、イエス様からペテロ（岩）という名前を与えられ、後に教会の中心となって働きをするキリストの僕となっていくのでした。

アンデレがペテロに話さなければ、この奇跡は起こりませんでした。今日、日本にまで福音が伝えられているのは、この３つのステップがあったからです。私たち一人一人もアンデレのように福音を伝えていく者となりましょう！

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