2024年7月26日10時22分

「かみ」に仕え、「かね」を使え 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

日曜日は、私たちの罪のために十字架にかかり、死んで墓に葬られ、3日目によみがえったイエス・キリストを記念して礼拝をささげます。牧師が、日曜日の説教でこのようなお話しをしました。「天国ではお金は大事ではないんですよ。あの世にはお金がないのだから」

すると、誰かがこうささやくのが聞こえました。「今の聞いた、ママ? 僕たちもう天国にいるんだよ」

天国に行ったらお金は必要ありません。しかし、この世の中では大切です。重要なことは、「かね(金)」と「かみ(神)」の違い。「かみ」に仕える必要がありますが「かね」は仕えるものではありません。「かね」は神と人のために使うためにあるものです。

次に、「人」と「金」の関係において、「金」は使うためにあるのであって、愛すべきものではありません。世の中、「人」を使い、「金」を愛する人がいますが、主客転倒です。「人」を愛し、「金」は使うのです。

それを間違えると、金次第では「殺人」もしかねません。殺し屋の相場は、1人1千万円だそうです。殺しを依頼する方も同罪ですが、たった1千万円で殺しを引き受ける人は気が狂っています。悪魔に魂を売り渡しています。

人の命は、この地球よりも、全宇宙よりもはるかに高価で尊いです。その価値は、イエス・キリストの命と同等です。なぜならば、人類の救いのため、いや!あなたの救いのために、イエス・キリストの命が代価として支払われたのですから。

キリストがあなたの身代わりに十字架で死なれました。そして、日曜日の朝、死者の中から復活しました。私たちの人生は、死で終わりではないのです。永遠に生きていくことができます。そのことを感謝し、今日も生きていきましょう。神の祝福がありますように。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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