2024年7月5日07時01分

好ましい状況と思わしくない状況にどう処するか 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

「好ましい状況」とは、願った通りに物事が進み、飛ぶ鳥を落とすような勢いのあるときです。「思わしくない状況」とは、差し迫った危険や不都合があるさま、あるいは、景気や進捗などが、成長や進展を見せず止まってしまっているさまを指します。

人生を生きていると、不都合な状況に陥ったり、停滞して成長や進展がない状況に陥ることがあります。

そんなとき、

①忍耐を学ばせていただいていると受け止めましょう。
②そのマイナスがプラスに変わると信じて、先取りして感謝をしましょう。
③祈って神との関係を修復しましょう。

そうしたならば、思わしくない状況は祝福に変わります。物事は、良い状況か、思わしくない状況かのどちらかです。良い状況の時には、感謝し、高ぶることがないように注意したいものです。思わしくない状況の時には、耐え忍び、感謝し、祈る時としたいものです。

問題があるかないかは問題ではありません。問題を認識したときに、それに対してどう処するかこそが問題です。思わしくない状況に直面したときに、健全な対応をするならば、人生の半分に処する秘訣を心得たことになります。

問題は、好ましい状況に置かれているときです。気が緩み、高慢になり、道を踏み外す危険が迫っています。そんなときこそ、感謝しつつ、謙遜になることに努めたいものです。

テレビを見れば、気が緩み、高慢になり、道を踏み外す人の姿を見ることができるはずです。一番危険なのは、好ましい状況なのかもしれません。

どんな状況の中にあっても、それに処する秘訣を心得て、生きていきたいものです。

「乏しいからこう言うのではありません。私は、どんな境遇にあっても満ち足りることを学びました。私は、貧しさの中にいる道も知っており、豊かさの中にいる道も知っています。また、飽くことにも飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、あらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています。私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです」(ピリピ4:11〜13)

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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