2024年7月1日14時43分

主は生きておられる(227)「三浦綾子文学の旅」から 平林けい子

コラムニスト : 平林けい子

「三浦綾子文学の旅」から

旭川の外国樹種見本林
ここは氷点の舞台
氷点の作中人物が立ち上がる

塩狩駅
今も同じ線路の上に
走っている列車
人の命を救うために
自らの命をささげた青年
私は人のために何をしただろう

十勝岳大噴火
家を倒してこれほど大きな石が
泥とともに流れてきたとは
どんなに恐ろしかっただろう
『泥流地帯』が迫る

三浦綾子光世夫妻の住まい
2人の生きざまが想像できた
層雲峡 美瑛 一軒の家もない春光台
『道ありき』はじめさまざまな作品の舞台

敗戦後 絶望から立ち上がり
長い闘病の苦しみを越え
真の神の愛を伝えて人生を生き切った
キリスト者の見本
三浦夫妻にハレルヤ

旅は教えてくれた
生きる意味 生きる喜び
人生の終盤を楽しんで生きる
主の恵みを 一滴もこぼさずに

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平林けい子

平林けい子

(ひらばやし・けいこ)

1934年京都に生まれ、京都府に在住。同志社大学文学部英文科卒業。1男2女の母。長女が小学校入学を機会に好きな英語をもう一度学びたいと思ったとき、奇しくも今の教会の英会話クラスのちらしを見る。聖書を開き、ヒューマニストだと思っていた自分が仮面をかぶった罪人だと分かった。罪を悔い改めて受洗。しかし、真の神に出会ったのはそのあとの試練の真っただ中だった。主の奇跡を次から次にいただき今に至る。30年間家で中高生向けの英語塾を、13年間町の公民館で中高年の人たちに中級英会話クラスを担当。教会の英会話クラススタッフは38年になる。趣味は、読書。福音書を読む以外は詩、エッセイを読んだり書いたりすること。海外旅行、動物が大好き。京都府・長岡福音自由教会員。フェイスブックはこちら。著書に『主は生きておられる』。