2024年5月23日08時15分

ワールドミッションレポート(5月23日):ブルンジのために祈ろう

執筆者 : 石野博

アフリカのタンザニアの西隣にある人口800万人ほどの小国ブルンジは、カトリックが多数派のキリスト教国である。伝道的なペンテコステ教会も少なくない。

民族的・政治的暴力で30万人が殺害された1990年代の恐怖と2015年の騒乱を経て、ブルンジは今、比較的安定している。現在、選挙で選ばれた政府には、主要な民族(フツ族とツチ族)が含まれ、参画している。ブルンジの未来を築くために、この2つの民族が互いに真の尊敬をもって協力できるように祈ろう。

数十年にわたる暴力と過去の残虐行為の傷跡は、簡単に克服できるものではない。平和の構築は骨の折れるプロセスだ。2020年の選挙では、現職の大統領から次の大統領への権力移行がほぼ平和的になされた。しかし、汚職は依然として国全体の課題である。

福音のみがもたらすことのできる、持続する変化のために、また人々の救いのために祈っていただきたい。

■ ブルンジの宗教人口
カトリック 60・9%
プロテスタント 20・5%
英国教会 8・5%
イスラム 5・5%

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石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。