2024年5月1日15時22分

ワールドミッションレポート(5月1日):コロンビアのために祈ろう

執筆者 : 石野博

世界宣教祈祷課題(6月11日):コロンビア
コロンビアの首都ボゴタ(写真:Felipe Restrepo Acosta)

過去に暴力で悩まされたこの国に、平和が訪れるよう祈らずにはおれない。長く続いた武力紛争には、政府、左翼ゲリラ、右翼準軍事組織、外国の多国籍企業、麻薬カルテルなどが関与していた。

2016年の歴史的な平和協定は現在「平和特別管轄裁判所」によってフォローアップされている。これは、紛争中に被害を受けた人々や、人権侵害や国際法違反を犯した人々に正義をもたらすための取り組みである。

一方、隣国ベネズエラの経済破綻により、最大400万人のベネズエラ人がコロンビアに流入している。コロンビアの信者たちが、継続する緊張と暴力の中で平和の構築者となれるよう祈ろう。また、教会が隣人を愛することができるように、そして絶望的に助けを必要としている何百万人ものベネズエラ人を愛し、キリストにある希望を伝えることができるよう祈っていただきたい。

■ コロンビアの宗教人口
カトリック 82・1%
プロテスタント 7・8%
英国教会 0・02%
土着の宗教 2・9%

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石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。