2024年4月28日15時36分

ワールドミッションレポート(4月28日):ブルガリアのイスラム村の奇跡

執筆者 : 石野博

ブルガリアの旅は、特に夏の乾燥した時期は暑く、大変なものになる。あるミニストリーの奉仕者である2人は、毎年夏にブルガリアを訪問している。彼らは、人里離れた村で福音を伝えている地元のリーダーたちに会い、励ますために時間を割いているのだ。

2021年夏の訪問時、彼らはブラゴイ(※安全上の理由から名前を変えている)に会った。彼は、主イエスの福音を人々に伝えるようにと、地元信者のチームを導いていた。ブラゴイは2人の滞在中、特別な訪問に同行してほしいと頼んだ。

「近くの村には、まだ宣教されていないイスラム教徒がたくさんいます。私は彼らの指導者の一人であるペンコと友達になりました。主イエスは『まことに、あなたがたにもう一度、告げます。もし、あなたがたのうちふたりが、どんな事でも、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父は、それをかなえてくださいます。ふたりでも三人でも、わたしの名において集まる所には、わたしもその中にいるからです」(マタイ18:19、20)と言われましたが、私は、この約束は真実だと堅く信じています」とブラゴイは言う。

そこで3人がその村に着くとすぐに、ブラゴイは、2人を村外れの人里離れた家に案内した。ペンコはそこで彼らを待っていた。「ここはキリスト信者の友人を迎えるための家です。私は74歳ですが、いまだに村の共同体から拒絶されることを恐れています。村人たちはイエスの福音を聞きたがらないのです」

その日、3人とペンコは、イエスについて数時間語り合った。するとペンコは、目に涙を浮かべながら悔い改め、救い主である主イエスについて語り始めた。

「彼は主を証しする者になりたいと言いました。私たちはこの偉大な奇跡を見ることができたのですから、本当に祝福されています。イエスの信者はこの25年間、ここで福音を伝えてきました。神はその労苦の実りを見せてくださったのです。この実りは、私たちのミニストリーのために祈っている多くの人々の祈りの結果であることを私たちは知っています。全ての栄光が神にあるように!」とブラゴイは、神への感謝を隠さない。

ブルガリアの小さなイスラムの村で重ねられてきた祈りと伝道は、偉大な奇跡を生み、大きな収穫となるだろう。このような地道な伝道が豊かに実を結ぶように祈っていただきたい。

■ ブルガリアの宗教人口
正教徒関係 78・6%
プロテスタント 2・3%
カトリック 0・1%
イスラム 12・1%
ユダヤ教 0・04%

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石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。