2024年4月18日07時11分

ワールドミッションレポート(4月18日):クック諸島のために祈ろう

執筆者 : 石野博

ニュージーランドの北東3500キロに位置し、点在する主要な15の島々からなるニュージーランド自治領がクック諸島だ。

島の産業は観光、漁業、農業、漁業権の販売、オフショア金融などで、人口およそ1・8万人の9割以上がキリスト教徒だが、モルモンやエホバの証人などの異端派が13%と割合が高い。

150年以上にわたって受け継がれてきた強固なキリスト教の伝統(島によっては神権政治に近い)は、急速に失われつつある。名ばかりの信者、あるいは無宗教の信者も増えており、モルモン教徒とエホバの証人が最も急速に増加していることは気がかりだ。このような傾向を逆転させ、主要な教会に新しい息吹がもたらされるよう祈ろう。

クック諸島が霊的に開かれる鍵は、勢いの良い福音派聖霊派だろう。これらの教派の新生した信者が力強く福音宣教に励むよう祈っていただきたい。

■ クック諸島の宗教人口
プロテスタント 55・4%
カトリック 16・6%
異端派 13・0%
単立他 11・2%
無宗教 3%
バハイ 0・8%

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石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。