2024年3月23日18時49分

主は生きておられる(225)ここまでこられた 平林けい子

コラムニスト : 平林けい子

ここまでこられた

よくここまでこられたと思うことがある
戦争中 小学生だった私
欲しがりません勝つまではと頑張った
奨学資金で卒業 就職して返済した
結婚子育て 楽しかった

困難の時 真っ暗なトンネル
いつ出られるか分からなかった
猫を含む家族が支え合って
苦しみの谷を通り抜けた
忘れられない
トンネルを出たときの喜び

苦難の中で多くのことを教えられ
さまざまな所でお話しした
地境がどんどん広がっていった
日本だけではなく 外国の友も増えた

膝の手術を2回受けた
「痛い」と叫びまくった
痛みから解放され2本足で歩ける喜び

今 老いの真っ最中
老いにしかないものがある
毎日驚かされてばかり
面白くて知りたいことばかり

日本の歴史 平安時代が面白い
京都で生まれ 京都で育った
実家のあたりは平安時代
高貴なお方の住まいだったらしい
小さな場所でも人間の歴史がある
神の創造の場所だから

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平林けい子

平林けい子

(ひらばやし・けいこ)

1934年京都に生まれ、京都府に在住。同志社大学文学部英文科卒業。1男2女の母。長女が小学校入学を機会に好きな英語をもう一度学びたいと思ったとき、奇しくも今の教会の英会話クラスのちらしを見る。聖書を開き、ヒューマニストだと思っていた自分が仮面をかぶった罪人だと分かった。罪を悔い改めて受洗。しかし、真の神に出会ったのはそのあとの試練の真っただ中だった。主の奇跡を次から次にいただき今に至る。30年間家で中高生向けの英語塾を、13年間町の公民館で中高年の人たちに中級英会話クラスを担当。教会の英会話クラススタッフは38年になる。趣味は、読書。福音書を読む以外は詩、エッセイを読んだり書いたりすること。海外旅行、動物が大好き。京都府・長岡福音自由教会員。フェイスブックはこちら。著書に『主は生きておられる』。