2024年1月22日09時10分

祈るときは強気の信仰で祈る! 万代栄嗣

コラムニスト : 万代栄嗣

イエスは答えて言われた。「ああ、不信仰な世だ。いつまであなたがたといっしょにいなければならないのでしょう。いつまであなたがたにがまんしていなければならないのでしょう。・・・イエスはその子の父親に尋ねられた。「この子がこんなになってから、どのくらいになりますか。」父親は言った。「幼い時からです。・・・もし、おできになるものなら、私たちをあわれんで、お助けください。」するとイエスは言われた。「できるものなら、と言うのか。信じる者には、どんなことでもできるのです。」(マルコ9:19~23)

今年のテーマを、信仰の新時代宣言~うつろな過去から力強い未来へ~としました。コロナ禍の4年の間に、私たちは4歳年を取り、取り巻く状況も環境も変わりました。単に4年前に戻ればいいという話ではなくなったのです。

神の恵みを頂く新しい時代を作り出したいと願います。そして、キリストの恵みを頂くために、①ビジョンを持って祈り、②信仰による決断をし、③行動し、④継続し、⑤祈り続けて諦めない。この5つのポイントを実行することだとお伝えしました。新時代を実現できるように、忘れていたものをよみがえらせていただきましょう。

今日の箇所では、一人の父親が病気の子どもを連れてきたが、弟子たちには癒やすことができず、彼らの間で議論ばかりが起こっていたのです。状況を聞いたイエス様は、不機嫌になりました。今どき、共感が大切だとしきりに言われますが、イエス様は、全然彼らに共感しなかったのです。父親も弟子も見物人も含めた全員に対して、いつまであなた方にがまんしなくてはいけないのかと言われました。それは何に対してでしょう。悪いことでありながら悪や罪の力が存在し、それがなくならないことに対してです。

イエス様に対して父親は「できるものなら」と無駄な一言を言います。イエス様の前に出ていながら弱気な、負け犬根性で、最初から失敗を想定して、癒やされないときのための予防線を張っていたのです。

祈る以上、新しい恵みの流れが生まれると信じることです。今までの流れが変わらない理由は、私、そしてあなたが、いつまでも同じ場所にとどまり続けているからです。この流れが変わることを信じて祈るなら、私たちの新時代は動き始めます。

1. 必ず勝利を信じて強気で祈る!

言葉で新時代と言っても、言葉だけで終わってしまうのは情けないことです。自分が、ずっと同じところにとどまって、分かっているのに悪いものにとどまり、それを受け入れる習慣を変えていただきましょう。新しい習慣が与えられて、新しいことが動き始めると信じて強気で祈るのです。

2. どんなことでもできると信じて祈る!

祈るなら、奇跡であっても必ず起きると信じましょう。信じる者にはどんなことでもできるのです。イエス様は、ご自分にはできると言われたのではなく、信じる者にはできると言われたのです。信じる者という以上、イエス様が信じることだけでなく、イエス様を信じる私にも、どんなことでもできるのです。

人の考えでは不可能でしょう。そうなる理由は何もないでしょう。しかし、信仰による、信仰の新時代を切り開くためには、強気な信仰が必要です。神に祈る前から、だめだろうと予防線を張らないことです。もしできるものなら、というような不信仰な者ではなく、信仰を働かせ、信じる者になることです。信じる者にはどんなことでもできるのです!

イエス様に祈るときは、常に強気で祈ること。神があなたに与えておられるビジョン、恵みをつかみ取ることができるように信仰を持って強気で祈りましょう。

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万代栄嗣

万代栄嗣

(まんだい・えいじ)

松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。

また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。

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