2024年1月6日11時54分

種をまくときも神様の御声を待つ恵み 加治太郎

コラムニスト : 加治太郎

その日、わたしはイスラエルの家に、一つの角を生じさせ、あなたの口を彼らのうちに開かせる。そして彼らはわたしが主であることを知る」。(エゼキエル29章21節)

神様はエゼキエルを通して、主を待ち望むイスラエルの民に新たな力を与えると語られました。主を待ち望むことは、恵みなのです(参照・イザヤ40:31)。

エゼキエルはいつも神様から御言葉を聞いた後に、その御言葉に応答して行動しました。私たちも、今直面している状況がどれだけ厳しいとしても、まずは神様の御声を待ち望みましょう。神様が共におられることを覚え、御声を聞いてから行動しましょう(参照・詩篇23:4、ヨハネ10:27)。

神様はサラを通してアブラハムにイサクを与え、アブラハムを多くの国民の父とするご計画をお持ちでした(参照・創世記18:10、21:2)。しかし、御声を待たずに自分の判断だけで行動したとき、アブラハムは悲しい結末を迎えることになりました(参照・創世記16:1、2)。

その後アブラハムは「サラがあなたに産むイサクと、わたしの契約を立てる」と神様の御声を聞き、その約束を信じました。サラは年老いており、出産できる状況ではありませんでした。サラが子を産むなどということは、アブラハムにとって頭では理解し難いことでした。私たちもアブラハムのように、たとえ頭では理解し難いことであったとしても、神様から語られたのであれば、その御言葉を信頼し続けることが大切です(参照・箴言3:5)。そして信仰により、種をまくのです。

アブラハムが神様の御声を待たずに種をまき、ハガルを通して刈り取ることになった収穫は非常に悪いものでした。私たちは信仰の種を良い地に、神様の時にまくときに素晴らしい収穫を刈り取ることができるのです。それも世代を超えた、永遠に価値のある収穫を刈り取るのです。

今日も、目に見える現実がいかに厳しくても、まずはアルファであり、オメガであるキリストの御声を聞いてから行動し、前進し続けましょう(参照・黙示録22:13)。種をまくときにも、神様の御声を待つことが大切なのです。そして、次世代にも及ぶインパクトのある収穫を刈り取りましょう。

GOD BLESS YOU!

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加治太郎

加治太郎

(かじ・たろう)

2000年に在ニュージーランド、オークランド韓人教会で受洗。05年より音楽賛美ミニストリーをスタートし、日本各地、韓国、中国、米国などを巡回。CDリリースや、毎週、沖縄と鹿児島でラジオ番組も行い、福音を伝える働きを進める。07年にはクリスチャン社会人を励ますことをビジョンにSPREADミニストリーをスタートし、東京、千葉、埼玉、名古屋などで定期的に15年まで集会を行う。19年には世界の東と西をつなぐことをコンセプトに、広告代理店 Taro Kaji Office, LLC を設立。16年からは家庭礼拝を中心に、20年には東京ベイバイブルフェローシップをスタート。キリストを通して、人々が満ちあふれるほどに豊かな人生を歩むことに情熱を注ぐ。妻と一男一女の4人家族。