2023年12月31日16時29分

ワールドミッションレポート(12月31日):カメルーンでミッション達成

執筆者 : 石野博

サハラ以南のアフリカで25年間福音を伝えてきたケリー・スティルマンは、ロンドンを拠点とする理学療法士だ。彼女のチームはカメルーンで病院を設立し、ミッションの多くが達成された。そして現在進行中の働きは、カメルーンの先住民たちに引き継がれた。

全ての患者のために祈るメスキネ病院は、多国籍からなるノンデノミネイション(非教派)のチームによって設立された。この病院は、この地域のほとんど未開拓のフルベ族にイエスの福音を伝えるプラットフォームとして、医療、そして時には奇跡的な癒やしを提供している。

病院はテロ活動が盛んで乾燥した危険な地域に建設され、現在では患者に希望と癒やしを提供する拠点として栄えている。特に近年は、多くのイスラム教徒がキリストのもとに来るのを目の当たりにしている。このようなイスラム教徒たちは、隣国でも多くの人々に手を差し伸べて福音を伝える弟子となるよう訓練されている。

医療をブリッジとして、カメルーンの未開の民族に福音が宣べ伝えられている。この地でさらに豊かな実が結ばれるよう祈っていただきたい。

■ カメルーンの宗教人口
プロテスタント 23・3%
カトリック 23・4%
イスラム 26・0%
土着の宗教 18・9%

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石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。